LGBTQ」という言葉は日本でもすっかり認知されてきている。中には実際に、友人や家族に LGBTQ の人がいる、自分が LGBTQ だ、という方もいるかもしれないが、中には未だに縁遠い、という方もいることだろう。

ということで、今回は改めて「LGBTQ」について、そして特に「G」にあたるセクシャリティーである「ゲイ」と LGBTQ のカテゴライズからは少し外れるが「ドラァグクイーン」のカルチャーについてご紹介したい。

「G」のゲイとは...!? 

一般的に「ゲイ」とは、男性として男性を好きな人のこと。ゲイの中にはいわゆる男性らしい見た目の人も、女性らしい見た目の人もいる。「ゲイ」と一括りに言っても様々な「見た目」や「しぐさ」などが存在する。

案外知らない「オネエ」の定義とは?

オネエ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、そもそも女性の言葉やしぐさを使う「男性」や「元男性」を指す言葉だ。時折混同視している人もいるが、「ゲイ」と「オネエ」では意味が全く異なる。オネエは、性自認や性的指向に関連せず「女性らしい言動や、服装をしている男性」に対して使われている言葉であるため、オネエと呼ばれる人の中にもゲイはいるが、性の対象は女性であっても女性らしい言葉遣いや服装をしている男性もオネエと呼ばれている。

ゲイタウン「二丁目」ではゲイ以外の人も結構遊んでいる

セクシャルマイノリティーが集う場所として知られるのが、通称「二丁目」と呼ばれる「東京都新宿区新宿二丁目」。ここは1960年代にゲイタウンとしての歴史がスタートした場所であり、バーやクラブはもちろん、特定の性別またはセクシャリティー以外は入店できない会員制のお店も存在する。しかし、逆に女性1人でも気軽に行けるお店も存在するため「ノンケ」または「ストレート」と呼ばれる異性愛者も、二丁目でゲイ友達に混ざり遊んでいることも多い。

▼新宿二丁目についてはこの動画をチェック!!

異性愛者が二丁目で遊ぶ際の注意点

二丁目は、セクシャルマイノリティーと呼ばれる人々にとって、唯一「自分自身で居られる場所」であると語るゲイやレズビアンは多い。もちろん興味本位で行ったり、友だちに連れられて行ったストレートの男女も楽しめるものの、あくまでも二丁目の主役は「LGBTQ」であることは覚えておこう!
二丁目に行くなら、以下のことに注意したい。彼らが自分自身でいられる聖域を踏みにじるような行為をするのは、人として恥ずべきことである。

1. ホモ、オカマ、レズという言い方は禁止。ゲイのことをオカマと呼べるのはオカマだけ。ホモという呼び名も NG。

2. 興味本位で根掘り葉掘り聞かない。

3. 店子さん、ゲイ・オネエ・ドラァグクイーンの方は話しやすい雰囲気を出してくれるが、だからといって、初対面でいきなり馴れ馴れしい態度をしたり失礼な態度をするのはやめよう。

▼「ゲイ」「オネエ」についての詳細はこちらの動画をチェック!!
 

オススメのゲイYouTuber

チャンネル名:「2すとりーと」​

ゲイ(オネエ)YouTuber のたつや、ゆうきの2人組。「ゲイ」「オネエ」にまつわる様々な話題を YouTube にアップしているが、中でもシリーズ化している「オネエ図鑑」は、毎回多種多様なセクシャリティーの「ゲイ」「オネエ」などが登場し、掘り下げていく人気シリーズ。

■ 2ストリート
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■ たつや
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■ ゆうき
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ドラァグクイーンとは...!? 

ドラァグクイーン」とは、派手な女性装をした人のこと。クラブやイベント会場などで見かたことがある方も多いのでは? ドラァグクイーンは元々、サブカルチャーとしてのゲイ文化の一環として生まれたものであり、ドラァグクイーンの中にはゲイやバイセクシュアルの男性が多い。一般的に、ドラァグクイーンはパフォーマンスや仕事として女装する。ドラァグクイーンの多くは男性自認を持つ男性であり、自分を男であると思っているため、そういった人はパフォーマンス、仕事のとき以外は男性の格好をしているとのことだ。

▼ドラァグクイーン『ドリアン・ロロブリジーダ』を丸裸

■ ドリアン・ロロブリジーダ
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いかがだっただろうか。意外と知っているようで知らない「ゲイ」の世界。上記でご紹介した「2ストリート」の YouTube は、ゲイのカルチャーを全く知らない初心者にもわかりやすく、毎回見ごたえのある内容となっているので、ゲイカルチャーや二丁目に興味がある方にはお勧めだ。