は、新型コロナウィルスによるパンデミックの渦中、現在進行形で様々なヴァーチャル・フェスが開催されているが、今年7月25日、26日の2日間に渡って開催されたベルギーのビッグフェスのヴァーチャル開催版「Tomorrowland Around The World Digital Festival」は、その中でも特に群を抜いたものであったことは間違いない。
「Tomorrowland Around The World Digital Festival」は、僅かしかない準備期間のうちに、あの Tomorrowland のクオリティーをオンライン上に表現するという革新的な偉業を成し遂げたのである。

そんな Tomorrowland のオンライン・フェスであるが、Billboard によると、なんと2020年大晦日に第2回目となるオンライン・フェスが計画されているとのことだ。


Billboard は、オンラインフェス開催の費用は、ランナップや製作費などを含め約1,000万ドル(日本円:約10億5千万)の資金が必要になるだろうと発表していた。だが、Tomorrowland の共同経営者 Michiel Beers(マイケル・ビアーズ)氏は、パートナーシップやスポンサーシップ、そしてメディア契約などがあるため、開催資金は約590万ドル(日本円:6億1千万)だったと明かした。


また同氏は、デジタルチケット販売枚数は約14万枚(日本円:約1億6千万)、また本国では "Party Package(パーティー・パッケージ)" というグッズやその他の特典がついたデジタルチケットも販売され、そのパッケージ販売数が3万と、メディア契約数の3万で、Tomorrowland Around The World Digital Festival の開催は "ほぼ損益なし" だったと報告している。

Michiel Beers 氏は「デジタルな世界は私たちの生きている世界のすぐ側に存在すると信じている。また、私たちは人々が革命的でスペシャルな方法で、私たちのライブ配信を見たいと思える瞬間を作らないといけないと考えている」とコメントしている。

10月29日現在、まだ公式発表はないが Tomorrowland アカウントをフォローして続報を待とう。

▼ 先日公開になったばかりの "Tomorrowland Around The World Digital Festival" 舞台裏の様子とインタビュー

▼ "Tomorrowland Around The World Digital Festival" 公式オフィシャル「アフタームービー」
 

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