The Guardian によると、スペインにて国内最大級にして過去最多の「合成麻薬」が押収されたとのことだ。スペイン警察は、合成薬物のエクスタシー817,000錠、メタンフェタミン 76kg、覚せい剤 39.5kg、液体状のアンフェタミン 217リットル、拳銃、マリファナ 89kg、違法車両9台などと、あり得ない量を押収したと報告している。


この数々の違法物の押収に際し、これらを所持していたスペイン、オランダ、ルーマニア、コロンビア、イタリアに国籍を置く合計11名が逮捕された。この事件の捜査は、スペインの治安警察と国家警察による共同捜査によって行われていた。

また「スペインの麻薬取引の歴史の中で、合成薬物の製造と取引を専門とする最も重要な犯罪組織」とされるこの集団は、マリファナや大麻製品をオランダとイギリスに密輸し、代わりに合成麻薬を得てスペインで売りさばいていたとのことだ。
来年度からオランダ・アムステルダムで有名な「コーヒーショップ」に外国人観光客は入店できなくなる条例が施行される可能性があると以前のニュースでお伝えしたが、その裏にはこういった事件等の問題が絡んでいるものと思われる。

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一方、日本では、大麻は所持と栽培が禁じられているが、使用に関する罰則はなかった。だが、新たに大麻取締法に「使用罪」の導入が検討されていることが明らかになった。若者の間での大麻使用は近年、深刻化しており、同法違反での摘発者は2019年に4,570人と過去最多を更新している。20代は前年比28%増の1,950人、20歳未満も同42%増の609人と急増している。