2014年からスタートしたイギリス最大級の LGBT アワード『British LGBT Awards』2021年度のミュージック・アーティスト部門に、元 One Direction(ワン・ディレクション)のメンバーである Harry Styles(ハリー・スタイルズ)、Sam Smith(サム・スミス)、LIL NAS X(リル・ナズ・エックス)、LIZZO(リゾ)、The 1975 らがノミネートされた。
※ LGBT とは、Lesbian(女性同性愛者)、Gay(男性同性愛者)、Bisexual(両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字をとった単語。
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全20カテゴリーの TOP 10が発表され、現在は一般投票が行われている。
カテゴリーには上記の「ミュージック・アーティスト部門」の他「セレブリティー部門」「オンライン・インフルエンサー部門」などがあり、全20カテゴリーの内、10カテゴリーはビジネス・カテゴリーとなっており「ビジネス同盟・部門」「将来のリーダー部門」と、実に様々だ。
セレブリティー部門には Adam Lambert(アダム・ランバート)、Cara Delevingne(カーラ・デルヴィーニュ)、Demi Lovato(デミ・ロバト)らがノミネートされている。
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■ 『British LGBT Awards』のノミネート者は LGBT の当事者なのか...?
『British LGBT Awards』は、2014年、LGBT+ のニーズを改善するため、様々な活動や努力を続けているロールモデルや組織にスポットライトを当てることを目的としたアワード。LGBT アワードチーム全体がブランドの誠実さ、信頼性、厳格な審査プロセスを経て「LGBT+ 当事者の生活の向上を支援する」という目標に焦点を当て続けることを重要視している。
そういったことからも、必ずしもノミネート者が LGBT の当事者というわけではなさそうだ。Harry Styles においては、フェミニンなジェンダーレス・ファッションを披露したりしており、カミングアウトはしていないものの、バイセクシュアルなのではないか? といった噂が絶えない。2019年に The Guardian に掲載されたインタビューにて、バイセクシュアルなのかを質問された際、Harry Styles は「純粋に『そんなこと、どうだっていいじゃん』って思うんだ。」と回答してる。
いずれにせよ、Harry Styles がこの賞にノミネートされた理由の1つとして「彼のジェンダーレスなファッションと、音楽業界における成功が、若い世代の ※クィア当事者のアイコンとなっている」と評されている。
※ クィアとは『LGBTQ+』の『Q』にあたるセクシャリティーのことで、定義は難しいが恋愛対象が定まっていない人、LGBTに該当しない人
授賞式は2021年8月27日に開催予定。