数々のカジノリゾートやナイトクラブが乱立するアメリカ・ラスベガスに、新たにアイコニックなリゾート「Moon World Resorts」の建設が計画されているとのことだ。
この「Moon World Resorts」は、宇宙をテーマとしたリゾートで、その名の通り巨大な "月" の形をしたリゾートとなる。
 
上のリンク先の映像のように、プールエリア等がある建物を土台とし、その上に巨大な月が鎮座するような形の建物となるようで、下の計画図の映像を見る限りでは、この月の中には何階層にも重なるホテルルームとナイトクラブが作られるようだ。
 
更に、Daily Mail によると、ナイトクラブは宇宙船を模したデザインの真下にステージが配置され、出演者に宇宙船からの光が降り注ぐような造りとなるそうで、イメージ的には宇宙船から宇宙人が降りてくるような図になるのかもしれない。
他にも、実際の気象状況をシュミレートするガラスの歩道や、月面のコロニーをイメージしたもの、月面車なども計画されているとのことだ。

そして、実際にこのリゾートが建設されることになる場合、この "月" の部分は世界最大の球体となり、高さは735フィート(約224メートル)で、ラスベガスで2番目に高い建築となるという。

実は、この「Moon World Resorts」は、アメリカ最大級のビッグフェス Coachella(コーチェラ)の2016年度開催の際に計画されていたものだったが、この計画は全面的に厳しい批判を受けたものであるという。Vice によるインタビューの中で、元 Coachella のマネージャーである David Garcia は、このプロジェクトについて以下のように述べていた。

レンダリングが不十分なグラフィックデザインとしてのみ存在するプロジェクトについて意見を述べるのは難しい。

「Moon World Resorts」は、再び同様の批判に直面する可能性もあると懸念されており、今の所、この計画の完了日は発表されていない。しかし、もし実際に実現するとなれば、ラスベガスにあるユニークなリゾートの中でも、飛び抜けて個性的なリゾートとなることは間違いないだろう。