ベルギーの数学者 Valery Vermeulen が、地球から225億3081万6千キロメートル彼方にあるブラックホールから放射される電磁波から合成した音楽をリリースした。そう言われれば大方の予想はつくだろうが、ブラックホールからの電磁波で作られた楽曲は、イメージ通りの不気味なアンビエントである。
 
電子音楽のアーティストや愛好家は、宇宙を素材として作られた音楽に魅了されている節があり、これまでにも衛星搭載の黒体較正システムとして開発された、可視光の最大99.965%を吸収する物質で作られた人口の最も黒いコーティングであるベンタブラックで覆われたステージのセットアップや、NASA のX線で作られたビートなどが発表されてきた。

Valery Vermeulen は、地球から225億3081万6千キロメートル離れた場所にある宇宙探査機ボイジャーによって収集されたデータを利用して、ブラックホールから放出される電磁波を合成し、それらを楽曲に変換した。

フルアルバムは12月3日に レーベル Ash International からリリースされるとのことだ。