NYC保健精神衛生局によると、アメリカ・ニューヨーク市での過去7日間の新型コロナウイルスの感染者数は1日平均で489件にまで下がっているとのことだ。この、ニューヨーク市全体での新型コロナウイルスの指標が加工傾向にあることを受け、ニューヨーク市に導入されていた新型コロナウイルス予防接種要件「The Key to NYC program」が3月7日をもって解除されたことを、ニューヨークのエリック・アダムス市長が発表した。
 

新型コロナウイルス予防接種要件「The Key to NYC program」は、コンサート会場、バー、レストラン等で、来場者に新型コロナウイルスの予防接種証明の提示が必須となるもので、昨年夏に発行され、先日まで導入されていた。

ニューヨーク市行政のウェブサイトでは、この「The Key to NYC program」が解除された後も、企業がそれを希望する場合は来場者のワクチン接種状況をチェックすることは可能であると述べられており、ABC7によると、ブロードウェイのショーでは、少なくとも今月末まではワクチン接種とマスク着用が義務付けられ続けるとのことだが、その他の娯楽施設も同様となるかどうかはまだ不明であるとのことだ。

ただし、NY Daily News によると、エリック・アダムス市長は、新型コロナウイルス感染者数が急増した場合には、この規制を再度復活させる可能性は排除していないという。