NASA(米国航空宇宙局)が、NASAのブラックホールウィークを祝して「宇宙で最も低い音」と呼ばれるブラックホールの過去数日間の録音音声を公開した。これは、録音された音より57〜58オクターブ上にスケールアップすることによって、人間の耳に聞こえるように再構築されているが、イメージ通り亡者の叫び声のような不気味な音だ。
 

ブラックホールの音は、NASA のチャンドラX線観測衛星によって録音されたもので、ペルセウス座銀河団のブラックホールの奥深くから捉えられたものであある。このブラックホールは、後退速度5,355km/S、直径が863フィート(約263メートル)の銀河の集まりであるとのことだ。

一般的に、宇宙は静かで無音であると多くの人々が考えているが、これは完全な誤解であるとのことで、NASA は次のよう述べている。

宇宙には音がないという一般的な誤解は、宇宙の大部分が本質的に真空であり、音波が伝播する媒体を提供しないという事実に起因しています。一方、銀河クラスターには、その中に数百または数千の銀河があり、音波が伝わる媒体を提供します。

以下の NASA のA Universe of Sound のサイトでは、宇宙の音についてより詳しく知ることができる。

>>A Universe of Soundはこちらから