2022年6月23日〜26日の4日間に渡ってオランダ・ビッディングハイゼンにて開催されたハードスタイルフェス Defqon.1(デフコン1)。新型コロナのパンデミック以降初開催となった Defqon.1 には、95,000人以上の参加者が詰めかけ、過去数年の鬱屈を晴らすかのように、一際の盛り上がりを見せたようだ。

今年の Defqon.1 には、Headhunterz、Sub Zero Project、D-Block&S-te-Fan を初めとするアーティストたちが登場。
レッドステージで開催された、Defqon.1 名物の「Power Hour」には、来場者の3分の2以上である約70,000人が参加し、更に今年はこの「Power Hour」に Red Bull Netherlands のヘリコプターが導入され、群衆をコントロールし、過去最大の「left to right(左から右へ)」を成功させたとのことだ。
 
「Power Hour」とは、Defqon.1 ではすっかりお馴染みとなった印象的な演出の一つだ。

「Power Hour」は、60分間に多数の人気トラックを含む100近くのトラックがプレイされる、端的に言えば "音楽マラソン" 的な演出だが、Power Hour はただの音楽ではないと言われている。
多数のアーティストが登場し、花火や紙吹雪、レーザーによる演出が休む間もなく会場を盛り上げ続ける中、観客、スタッフ、アーティストと、会場全体が一体となって限界に挑戦するような、スピード感とパワーに溢れ、狂気と熱を帯びた "現象" である。

そして、その「Power Hour」の演出中にフロアのファンたちによって披露される象徴的かつ欠かすことのできないパフォーマンスであり、フロア全体がジャンプしながら横に移動する、「left to right(左から右へ)」もまた Defqon.1 名物の一つとなっている。
この「left to right」時に、今年は Red Bull Netherlands のヘリコプターが群衆をコントロールし、過去最大の「left to right」を成功させたとのことだ。

Defqon.1 が公開した下の映像では、会場を埋め尽くした70,000人の参加者たちが、ジャンプしながら横にずれていく迫力の映像が収められている。