ウクライナは、今年8月24日でソビエト連邦から独立して31年が経過する。それを記念し、リトアニアにて大規模なライヴを開催した。主催者は、本来であればウクライナの首都キーウでレイヴを開催したかったようだが、ロシアの侵攻が続く中、安全が確保されないことを懸念して断念されたとのことだ。
 
残念ながら、この日はロシアがウクライナに侵攻し、紛争が始まってから6ヶ月目という日でもあったが、ウクライナ独立記念レイヴはリトアニアの首都ヴィリニュスのネリス川付近で開催された。何千人もの人々が国境を超えてこのレイヴに参加し、ウクライナのプロデューサー ARTBAT、Miss Monique、8Kays をはじめとするアーティストたちがステージを飾った。
 
イベントは無料で開催されたが、紛争によって何万人もの住民が避難しているウクライナに対する人道的資金を支援するために、寄付が募られた。
ウクライナ国会議員でゼレンスキー党の青年部長である Oleksandr Sanchenko 氏は、このイベントについて次のように述べた。

ウクライナの独立記念日は、このような困難で厳しい時代において、特に重要かつ象徴的に祝うべきものです。しかし、ウクライナでの開催は難しいので、東欧で代わりの場所を探しました。そして、リトアニアには多くの友人や支援者がいて、協力してくれることになったのです。リトアニアの首都であるビリニュスは、最も分かりやすい選択です。レイヴは若さの代名詞だと私たちは考えています。私たちは独立記念日を現代風に祝い、それに参加する人々にとって特にエキサイティングなものにしたいのです。


このイベントは、ミュージシャンがポジティブな目的をサポートするために集まり、世界中の個人や地域に喜びと救済をもたらす手助けをする素晴らしい展示となった。2022年のウクライナへの支援は、Gareth Emery(ギャレス・エメリー)、Omnia(オムニア)のシングル「Unity」や、Save Our Scene に支えられたイギリスでのデモ行進といった形で行われてきた。リトアニアで開催されたこの独立記念日のレイヴは、ウクライナの人々の決意と音楽のちからを示し続け、この地域の紛争が速やかに、そして平和的に解決するものを望むものである。