Fantasm は、ソーシャル・メディアや実生活にて、ネットいじめや中傷の被害を受けてきたそうだ。そして、これら(ネット上に出回っているもの)はすべて、まったく根拠のない噂によるものであるとしている。(一部翻訳)
この出来事は、僕や、僕の愛する人たちだけでなく、同様の状況に苦しむすべての人にとって、信じられないほど困難な時期だった。
ソーシャルメディアによって増幅された虚偽の情報の影響は、壊滅的なものになる可能性があり、憎悪がオンラインで広がるスピードは憂慮すべきことだ。そして、こうした話題が公共の場でいかに敏感で、刺激的なものになり得るか、僕は理解している。
僕は、被害者の声と勇気は常に認められ、尊重されなければならない、被害者に対する深いケアと敬意の立場から話したいと思う。同時に、この状況を経験するのは非常に苦痛だった。特に、僕について広まっている噂がまったく根拠のないものだということがわかっている。
僕が求めているのは、関係するすべての人に敬意と正直さと思いやりを持って、僕の真実を共有するスペースだ。深刻な問題が、ふさわしい重大さで扱われる空間を作る必要がある。根拠のないネット上のヘイトから人々が守られている場所でもある。ソーシャルメディアが法廷になるのを許してはいけない。
3年前の2022年5月、当時19歳だった Fantasm は、パーティーで知り合った A さんと3週間に渡ってデートをした。全て順調だったが、ある時、A さんと自分はあまりにも生活スタイルが違うこと、そして A さんがたくさんの心理的なサポートを必要としていることに気づいた。Fantasm は A さんを助けようとしたが、A さんはそれを拒んだ。そのため、Fantasm は彼女と距離を置くことを決めたという。「(A さんを)助けようとしたが、それは無駄なことだった」としている。
そして5か月後、Fantasm には新しい彼女ができた。そしてこの彼女は、Fantasm と以前付き合っていた A さんを見かけ、噂を流し始めたそうだ。その噂の数々は、ネット上で制御不能に陥り、捻じ曲げられ、まったく無関係なことで誹謗中傷を受けたという。この時から、Fantasm はこれらを真剣に受け止め、法的措置を取り始めた。
Fantasm は、自身や家族が脅迫されたり、友人たちを侮辱したりといった嫌がらせを常日頃から受けており、それらが耐えられないほどになってしまったそうで、今回の告白に至ったと吐露。Fantasm 曰く、ネット上に拡散されている数々の無根拠な噂のうちでも最大のものは "Fantasm の弁護士は Fantasm の実の父親である" というものであるとのことだが、これは全くの嘘で、Fantasm の父親は実際にはロサンゼルスでウーバーの運転手をしていると明言している。僕は、3年前から、名誉毀損とネットいじめで何人かの人を訴えている。こういったことがオンライン上で起こるのは良くないことだし、 仕事とプライベートの両方に影響しているからだ。名誉毀損についてを最初に申し立て、指摘した最初の人物は、まだ法廷に姿を現していないとのことで、このことからも彼らが勝つことはないことを示している。
※ 証明書も動画に含まれている。
他にも、Fantasm がフランスを出禁になっているとの噂に対して、Fantasm は「僕はフランス・リヨンに住んでいるし、バーに行ったり、街を普通に歩いているが、何も問題ない」とコメント。なぜ Fantasm がフランスで公演を行わないのかという疑問に対し「僕と一緒に仕事をしたり、コラボしたり、あるいは単に友人であるということを理由に、その人々が(フランスで)脅迫されたり、攻撃されたりしたからだ」と答えている。そして Fantasm は、精神的にもダメージを負い、セラピストや精神科医にかかることになり、フランスでの公演をしばらく休むことを決めたという。
Fantasm は以下のようにも語っている。
ソーシャルメディアや様々な圧力で、人が有罪であるかを決めることはできない。そしてこのように攻撃されると、攻撃された側は罠にはまってしまう。また、そもそも噂や嘘は、全く根拠のない、自分とは無関係なことであるため、どのようにこれについて話せば良いのかわからなかった。
また、コメントしようがしなかろうが、お前は間違っていると攻撃されるため、数々の嘘や噂について言及できず、この沈黙を破るのに3年もかかってしまった。
更に、Fantasm は「SNS は自身の音楽とアートを共有する場所でありたいと思っているため、こういった内容を SNS に投稿するのも好ましくない」と考えているとのことだ。
しかしその一方で、多数の優しいメッセージも届いているようで、Fantasm は「全てに目を通す」と Instagram ストーリーでコメント。
「僕が望むのは、僕が持っている小さな影響力で君に喜びとサポートをもたらすことだ。僕を僕でいさせてくれてありがとう」と感謝の気持ちを綴っている。
