6月2日（月）の夜、コロンビアの沿岸都市プエルト・コロンビアで開催されていた EDM レイヴ・イベントに、バイクに乗った武装集団が銃撃し、3人が死亡、9人が負傷するという痛ましい事件が起きたことを、El Universal 紙が報じている。

現場となったのは、市内中心部から約6.4キロメートル離れた市有地で、湾岸高速道路「Vía al Mar」の Papiros Toll plaza 付近であるとのことで、地元当局によると、被害者たちは「Talent Test」と名付けられたレイヴパーティーの参加者たちで、パーティー会場に二台のバイクでやってきた4人の襲撃者が群衆に向けて無差別に銃を乱射したとのことだ。

顔と首に致命傷を負った25歳のルイス・アルフレド・ベルガラ・フリオさんと、頭部に３箇所の傷を負った19歳のロナルド・ホセ・アラルコン・カストリジェロスさんが現場で死亡し、インフルエンサーで EDM アーティストを目指しており、イベントにてパフォーマンスした DJ のうちの一人だった25歳のマシエル・カリーナ・ゴメスさんは病院に搬送されたがその後死亡。ゴメスさんは射殺される数分前に、SNS に下のダンス動画を投稿していた。
   
この襲撃事件は、コロンビアの湾岸地域を悩ませ続けてきた暴力犯罪のパターンを踏襲したものであり、犯罪組織は集会や公共イベントを標的とすることが多いとのことだ。コロンビア当局は、犯人の特定や銃撃の動機をまだ明らかにしていない。