大人気 DJ/プロデューサーの Gryffin(グリフィン)が、自身がレジデントを務めるラスベガスのナイトクラブ「XS Nightclub」でのパフォーマンス中に、偽物の Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)が登場し、Gryffin も 観客も XS Nightclub 側も全員が騙されてしまったことを自身の TikTok でユーモラスに語った。
 
Gryffin がレジデント DJ としてパフォーマンス中、Justin Bieber のそっくりさんを本物と間違えた人たちがステージ近くに連れてきてしまい、Justin Bieber のそっくりさんはそのままステージに上がることを許可された。そして、Justin Bieber のそっくりさんの連れが「Justin Bieber が “Sorry” を歌いたがっている」と Gryffin に告げたため、Gryffin は同曲を掛けた。

「Sorry」は Justin Bieber の2015年のヒット曲で、実は2021年、本物の Justin Bieber が「XS Nightclub」に Diplo と共にサプライズ登場し、この「Sorry」と「Where Are Ü Now」をファンに披露したという過去を持つ曲なのだ。そのため、この過去のエピソードがそっくりさんの偽装効果を高めたのではないかと見られているが、そっくりさんは「Sorry」をノリノリでフルで披露し、観客は大喝采となった。
なお、偽物はサングラスとパーカーを着用しており、歌唱力も充分なものであったとのことだ。

Gryffin はこの動画内で、曲名の “Sorry” にかけて「Little did I know I was about to be sorry(まさか自分が後悔することになるとは、思いもしなかったよ)」とジョークをかましている。

なお「XS Nightclub」を運営する Wynn Nightlife の担当者は、これについて以下のようにコメントしている。

(偽物)本人と偵察隊による綿密かつ多段階にわたる策略の結果、Justin Bieber の偽物が XS のステージへの入場を許可された。

誤りが発覚すると、すぐにリゾートから退去させ、今後の入場を禁止した。

これがただの Wynn Nightlife のセキュリティの甘さに対する言い訳なのかどうなのかは分からないが、この事件はユニークな出来事である一方で、もし偽物が危険な犯罪行為を狙っていたとしたら、非常に危険な事態であることも間違いない。