世界遺産でもあるエジプト・ギザの大ピラミッドでは、近年 Anyma(アニマ)や Carl Cox(カール・コックス)といった人気 DJ がイベントを行い、人気のパーティースポットとして注目されているが、エジプトとアラブの人権問題に取り組むエジプトの非政府法律研究機関「エジプト経済社会権利センター(ECESR)」は、"音響システムがギザの大ピラミッドを構成する石を不安定にさせる可能性がある" と主張し、大型イベント中止を求め提訴したと edmidentity が報じている。

行政裁判所に提出された訴状によると、ECESR は、ピラミッド保護区域での「深夜の大音量コンサート」は「無許可の活動」にあたると主張。また、音響システムによる「高周波振動」が「古代の石造構造を不安定化させるおそれがある」と懸念を示し、「遺産地の照明に関する国際基準に準拠していないレーザー照明システム」も非難しているそうだ。

この訴訟は、Anyma が10月上旬に初めてこのギザの大ピラミッドにて公演を行った直後に起こされた。この公演では「魅惑的なビジュアル、特注の照明、そして圧巻の演出」になると発表されていた。
10月16日現時点で、エジプト政府はこの訴訟について公式コメントを出していない。
しかし昨年には、途中まで進行していたギザの三大ピラミッドの一つであるメンカウラー王のピラミッド復元プロジェクト計画に対し、専門家により考古学界・保存文化財の観点から多数の懸念が出されたため、最終的に政府はこの批判を真摯に受け止め、計画は中止となっており、ピラミッドを巡る環境に関して、専門家たちの意識はかなりセンシティブになっているようだ。
ECESR はエジプト当局に対し、考古学的保護区域でのすべてのコンサートやイベントを停止するよう求めているとのことなので、今後ピラミッドでの音楽イベント等の開催は難しいものとなるかもしれない。

行政裁判所に提出された訴状によると、ECESR は、ピラミッド保護区域での「深夜の大音量コンサート」は「無許可の活動」にあたると主張。また、音響システムによる「高周波振動」が「古代の石造構造を不安定化させるおそれがある」と懸念を示し、「遺産地の照明に関する国際基準に準拠していないレーザー照明システム」も非難しているそうだ。

この訴訟は、Anyma が10月上旬に初めてこのギザの大ピラミッドにて公演を行った直後に起こされた。この公演では「魅惑的なビジュアル、特注の照明、そして圧巻の演出」になると発表されていた。
10月16日現時点で、エジプト政府はこの訴訟について公式コメントを出していない。
しかし昨年には、途中まで進行していたギザの三大ピラミッドの一つであるメンカウラー王のピラミッド復元プロジェクト計画に対し、専門家により考古学界・保存文化財の観点から多数の懸念が出されたため、最終的に政府はこの批判を真摯に受け止め、計画は中止となっており、ピラミッドを巡る環境に関して、専門家たちの意識はかなりセンシティブになっているようだ。
ECESR はエジプト当局に対し、考古学的保護区域でのすべてのコンサートやイベントを停止するよう求めているとのことなので、今後ピラミッドでの音楽イベント等の開催は難しいものとなるかもしれない。








