2026年1月に開催された『GMO SONIC 2026』で待望の初来日公演を行った、オーストラリア出身のテック・ハウス DJ/プロデューサー Dom Dolla(ドム・ドラ)
普段はほとんどインタビューに応じないことで知られる彼が、このたび約30分にわたる対談に出演し、友人同士の雑談のようなリラックスした雰囲気の中で、自身の人生や音楽制作、さらには代表曲の誕生秘話について率直に語った。
 

カナダ出身のDJ /プロデューサー Tiga(ティガ)との対談では、両者のコラボ曲 "Don't Worry Baby" の制作秘話についても語られている。Dom Dolla によると、同作は自身がオーストラリア・シドニーの Allianz Stadium(アリアンツ・スタジアム)で行った約4万人規模の公演で初披露することを見据えて制作されたという。スタジアム規模の会場を想定したことで、サウンドデザインは Dom Dolla のキャリアの中でも特にアグレッシブな仕上がりとなり、映像演出から着想を得た宇宙人やレーザーの世界観が歌詞にも反映された。歌詞は「崩壊しつつある世界から地球外生命体が人類を救い出す」という SF 的なストーリーだが、終末ではなく"希望" として描くことを意識したという。
 

また Dom Dolla は長年、OCD(強迫性障害)に向き合っていると語り、「時には生活に支障をきたすほど深刻だ」と説明。一般的にイメージされる「潔癖症」のようなものではなく、音楽制作では「少しでも不安が残る状態では終われない」という形で現れるという。「楽曲に最高のチャンスを与えられていないのではないか」という不安から、ボーカル、ドラム、ベースラインまで何度も細かく検証を繰り返すそうで、「これで十分」という妥協は一切できないという。Tiga はその完璧主義を身をもって体験したエピソードも披露。制作中に「これで十分だよ」とメッセージを送ったところ、Dom Dolla に即座に却下されたという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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(一部翻訳)
これまでポッドキャストに出演したことは一度もなく、普段もプレス取材やインタビューはほとんど受けない。ツアーと音楽制作に追われていて、なかなか時間を取ることができなかったんだ。今回はさまざまなテーマについて話した。Tiga と一緒に、人生や音楽についてじっくり話せて本当に良い時間だった。特に、メンタルヘルスが創作やクリエイティビティにどのような影響を与えるのかについて深く話しているよ。僕は約12年前に OCD(強迫性障害)と診断された。OCD には人生を大きく変えてしまうようなさまざまな症状があり、そのどれも決して楽なものではない(「分かる人には分かる」という感じだ)。もし今苦しんでいる人がいるなら、助けは必ずある。


他にも Dom Dolla は、現在のトレードマークにもなっている口ひげにも触れ、17歳の頃にオーストラリアのナイトクラブへ年齢をごまかして入るために伸ばしたものだったと明かし、それ以来一度も剃っていないという。
またヒット曲の一つで、MK(エムケー)とのコラボ曲である "Rhyme Dust" はリリース直前までお蔵入り寸前であったそうだ。Q-Tip のサンプルを使用したこの楽曲は、現在では Dom Dolla を代表するクラブアンセムとなっているが、完成後約半年間は DJ プレイしてもほとんどフロアの反応がなかったという。そのため、一度はリリースを諦めようとしていたものの、SNS へ投稿したことで一気に拡散され、世界中のクラブで大ヒット。その後は「ダンスフロアが大混乱になるほど」の人気曲へと成長した語った。