ATAK Dance Hall (Keiichiro Shibuya + evala/JPN)
2002年の発足以来、常にエレクトロニック・ミュージックをアップデートし続けるレーベルATAK。国内外の電子音響作品をリリースするだけではなく、映像、デザイン、ネットワーク・テクノロジーなど多様なクリエーターを擁した先鋭集団として知られている。主宰の渋谷慶一郎が2004年にリリースした自身初のソロ・アルバム『ATAK000 keiichiro shibuya』は、音色とリズムにフォーカスした徹底的に緻密な構成と豊穣なサウンドにより、電子音楽の歴史のすべてを統べる完璧な作品と称されATAKの評価を決定的なものとした。以降、渋谷自身は音楽アルバムのみならずサウンド・インスタレーション作品やTVドラマの音楽制作など多彩な活動を続けている。一方、最先端の電子音を中心に国内外でのパフォーマンスやテクノロジーを用いた実空間へのサウンド・デザインなどを手掛けるATAK所属のevala。昨年リリースしたアルバム『acoustic bend』もフィールド・レコーディングをかつてない手法で位相変換した立体的で高密度なサウンドにより、近年で最も革新的な音楽と評されることに。そんな渋谷慶一郎とevalaが手を組み、完全にフロアにフォーカスしたプロジェクトとしてスタートさせたラップトップ・デュオがATAK Dance Hallだ。初披露となった今年1月、代官山UNITで開催された“3 Hours Dance Hall Set”でのパフォーマンスは大きな衝撃を持ってオーディエンスに受け入れられ、その結果ビッグ・フェスティバルへと立て続けに出演を果たす。今現在もオファーが絶えない中、“ELECTRONIC TRIBE”への参加となる。...
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