NMEの“Best albums of the Year”トップ3に選出された前作『ティーン・ドリーム』から2年、ビーチ・ハウスが4作目となるニュー・アルバム『ブルーム』を発売。日本でも、前作の収録曲「ジブラ」が、映画『八日目の蝉』の劇中使用曲としてほぼフル尺で使われたり、フジロック出演を果たしたりと、すでに知る人ぞ知る存在の彼ら。メリーランド州のボルチモアにて、2004年に結成されたビーチ・ハウスは、ヴォーカル&オルガン担当のヴィクトリア・レグランと、スライド・ギターやキーボードなど最低限の楽器を操るアレックス・スカリーの美男美女によるUSインディ・ロック/ドリーム・ポップ・デュオ。ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカス、フリート・フォクシーズやMGMTなど、アーティストにもファンが多く、グリズリー・ベアとはヴィクトリアがゲスト参加した音源も残している。前作同様、クリス・コーディ (ヤーヤーヤーズ、!!!、グリズリー・ベア)との共同プロデュース作品となった今作には、過去2年間のツアー中に得たアイディアをもとに書かれた楽曲たちを収録。コードやメロディひとつひとつの役割を尊重して作り上げたというアルバムについてヴィクトリア は、「『ブルーム』は旅なの。人生で得る様々な経験を反映している、つまりは置き換えることのできない、イマジネーションの力そのものなのよ。ブルーム(花)って儚いもので、人生も同じなんだけど、どちらもそこに含まれる色や深みっていうのが、たとえ一時的なものであっても美しいのよね」と話す。