【UNIT】(B2F)
GUEST :
Mark Ernestus (Rhythm & Sound, Basic Channel) with Tikiman
Tikiman Live with Scion (Substance & Vainqueur)
DJ Pete (Substance)
DJ :
KAORU INOUE (SEEDS AND GROUND)
JUZU a.k.a. MOOCHY
VJ : ROKAPENIS & JULIETTA
【SALOON】(B3F)
DJ :
Kentaro Iwaki
yoshiki
【UNICE】(B1F CAFE)"In lak' ech NYE special"
DJ:
KENJI HASEGAWA (gallery)
Psychedelic Bus a.k.a HIROKI MURAI
Kazuhiro Tanabe (kgms/Mokmal Sound)
Kacchi Nasty (Jazzy Sport/In lak' ech)
KOHEI TOMIO (探心音/In lak' ech)
and more
LIVE PAINT: 山尾光平 as BAKIBAKI
DECO: DRUM Decoration Service
近年、またしても評価を高めているのが、ベルリンのレーベル〈Basic Channel〉とその拠点となっているレコード店〈Hard Wax〉だ。この10年、世界中のアーティストたちを虜にしているドイツの新しい首都におけるミニマル・ダブの魔術師たちの音楽は、いよいよダブステップのシーンのなかにもその影響の痕跡をはっきりとみるようになり、欧米のメディアは嬉々として「ついにダブステップはベルリンのミニマルとも接続した」などと書き立てている。とにもかくにも〈Basic Channel〉は、実にこの20年近くものあいだ、ミニマルにおける最大の影響力としてあり続けている。そして、我々は、この並はずれた影響力が、彼らの頑ななまでのアンダーグラウンド哲学とともにあることを忘れてはならない。
〈Hard Wax Night〉は、そういう意味でベルリンのミニマルのもっとも深い場所をぞんぶんに堪能できるパーティだ。この晩は、〈Basic Channel〉のサウンドを創出したふたりのうちのひとり、マーク・エルネストゥスのDJをはじめ、レーベルの最初期からいるレネ・ロヴェ(ヴァンクール/Vainqueur)とピーター・クシュネライト(サブスタンス/Substance)によるプロジェクト、シコン(Scion)のライヴ(ピートはDJとしてもプレイする)、そしてこのコミュニティには欠かすことのできないMC、ティキマンも参加する。
マーク・エルネストゥスは、手のつけられないレゲエ・マニアとして知られている。〈Basic Channel〉のミニマル・ダブ・サウンドの背後には、この寡黙な男のジャマイカ音楽への激しい情熱があることは言うまでもないが、実際のところジャーナリスト顔負けの彼の膨大なレゲエ・コレクションを見れば彼が本当にレゲエに関する知識を有し、まるで舐めるようにダブのレコードを愛していることがよくわかるだろう。そしてレコード店〈Hard Wax〉の創始者がマークであり、店の前身はもともとレアグルーヴを主に扱う店だったことを知れば、なぜいまでも〈Basic Channel〉だけが長きにわたって多くのファンを惹きつけているのかも察することができよう。
レネ・ロヴェ(ヴァンクール/Vainqueur)とピーター・クシュネライト(サブスタンス/Substance)によるプロジェクト、シコン(Scion)のライヴは、ベルリンのミニマルにおいて最高なエモーショナルなグルーヴを創出する。クラバーをダンスフロアに釘付けにしながら、激しくダンスをうながし、ときには涙の近くまで連れていく。ちなみにふたりは、長きにわたって〈Hard Wax〉の店員を務めている。
テュイキマンは、優れたダブ・クリエイターであると同時に、〈Basic Channel〉ポッセにおいてパーティの盛り上げ役でもある。ドープで、ときにファンキーな彼の声や動きが、純粋主義者たちによるパーティに花を添える。
〈Hard Wax Night〉は、ミニマル・テクノを愛する者、レゲエ/ダブを愛する者にとっては最良のパーティである。また、秘密主義と匿名性というアンダーグラウンド哲学を貫き通している〈Basic Channel〉と真っ向から出会える最良の場である。
なお、このパーティは、〈UNIT presents 2000〉の第三弾として企画されている。FUMIYA TANAKA〜石野卓球と2回続いたこのシリーズは、「DJ、スタッフ、店、そしてオーディエンス。そのパーティに関わる全ての人によってひとつのパーティは創られるという」考えにもとづかれたもので、業界臭いディスカウントやゲストはなしで、1時までにご入場の方と、フライヤー持参の方は2,000円で入れるという、ミュージック・ラヴァーにとっては嬉しいことこのうえない企画である。この機会により多くのクラバーが、ニューイヤーイヴをベルリンで最高のポッセとともに過ごすことを願うばかりだ。
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