フランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)の人生と音楽を称えて、"Junior Boys Own"レーベルを支える2大アーティストであるアンダーワールド(Underworld)、そしてファーリー&ヘラー(Heller & Farley)が初めて手を組み、シカゴ・ハウスのクラシック「Baby Wants To Ride」のカバーを完成させた。



「Baby Wants To Ride」は、デジタル・リリース及び限定盤12インチの形態で "Junior Boys Own / Beat Records" よりリリースされ、この作品の収益は全てフランキー・ナックルズ基金に寄付される。なお、フランキー・ナックルズ基金は、エルトン・ジョン・エイズ・ファンデーションの活動の一環である。

今なお続くフランキー・ナックルズの影響についてテリー・ファーリー(Terry Farley)は「フランキーとの付き合いが始まったのはずっと昔のことだった。25年前、フランキーは ビート・ヘラーと僕の初期の作品を、そして〈Junior Boys Own〉の初期のリリースの多くを支持してくれたんだ。ロンドン郊外に住む多くの音楽ファンが世界を股にかけるDJやプロデューサーへと変貌することを、彼は促進してくれた。ただ支持するというだけでね」とコメント。

そして、アンダーワールドのリック・スミス(Rick Smith)は「ハウス・ミュージックのクリエイターとして、僕らはフランキーに大きな恩義を感じているよ。カールと僕はずっとフランキーを”源泉”と見てきた。アンダーワールドとして、僕らは常に彼の”川”を泳いできたんだ」と語っている。

ダンス・ミュージックの名門レーベル "Junior Boys Own"は、最も成功を収めたUKダンス・レーベルの一つである。彼らはこれまでにケミカル・ブラザーズ、X-Press 2、バリスティック・ブラザーズ、ブラック・サイエンス・オーケストラ他多数の作品をリリースしてきた。アンダーワールドとファーリー&ヘラーは’90年代初頭にこのレーベルと契約した最初期のアーティストである。

フランキー・ナックルズ基金は、ナックルズを偲んでデフミックスとエルトン・ジョン・エイズ基金によって設立された。この基金は、HIV感染のリスクにさらされている、アフリカの、そして英国のアフリカン・コミュニティや米国のアフリカン=アメリカン・コニュニティの人々への寄付金を募るものである。

www.babywantstoride.comにて、現時点よりデジタル配信がスタートし、12インチ盤の予約が可能となる。同サイトから直接オーダーすると、売上の100%が販売店にマージンを差し引かれることなく直接チャリティへと寄付されることとなる。1,000枚限定の12インチとデジタル配信は、www.babywantstoride.comにて「希望の金額で」購入可能(アナログ盤は最低金額12ポンド+送料、デジタル・バンドルは最低金額3ポンド)。13日よりiTunes Japanでも配信開始。

「Baby Wants To Ride」のリリースは、9PR、Abbey Road Mastering、Beatink Inc.、Caroline International、Hub II Studio、Magnum PR、Mark James Works、Townsend Music、Turner Hall、Viaduct Promotions、Vinyl Factory、Your Armyら、その時間と労力を無償で提供してくれた人々から成るチームの支援によって実現した。