ハウスミュージックの中でもあるニッチとして注目されているのがJungle Terror。
これは、オランダ発のプロデューサーであるWiwekの特徴的なサウンドの一部でもある。
W&Wにみれるようなビッグルーム、Wiz Khalifaのようなヒップホップ、Sunnery James & Ryan Marcianoのようなトライバル、NGHTMREにみれるトラップなどのエレメントをすべて混ぜ合わせたブレンドだ。
同じOWSLAファミリーのValentino Khanとも「Tropicana」をリリースしたりとすでにコラボレーションも果たしている。
 


Skrillexからも注目されたWiwekは、OWSLAより2月26日にEP『The Free and Rebellious』をリリースすることを発表。
今回はDancing Astronautとの単独インタビューでわかったそのOWSLAとのEP発表の足跡をたどる。



今回OWSLAとの契約に至るまでの流れとは?
2014年最に、Skrillexとメッセージを交わす中、Skrillexからもっと音楽の実績や素材を送ってくれないかとの誘いがあり、ついにOWSLAからシングルをリリースしたくないかとまで話が発展した。そこでOWSLAと両方が会話を重ねる中、シングルでは物足りないとのことで、EPリリースまでになった。

EPの素材やコラボについてもっと詳細を教えてくれる?
EPのタイトル『The Free and Rebellious』にも意味があるの。この曲集は、洗脳を通して世界を制服したいと思う悪い連中に対するチャレンジの詰まった傑作だと考えているよ。また、プロデューサーとしての自分が象徴されるように、Skrillex、Yellow Claw、Elliphant、Big Freedia、Sirah、Audiobullys、Lil Debbieなどのコラボレーション要素が多いのだ。



OWSLAのようなメジャーレーベルのサポートがあることで、あなたのクリエイティブなプロセスに何か影響はある?あったら、どのようなものですか?
OWSLAスタジオと自分の家のスタジオを活用し完成させた「Stop Me」のヴォーカルSirahは、クールな女性ヴォーカルを起用したいとのことで、OWSLAから紹介してもらった。また「Killa」に関しては、Skrillexが2015年の初旬にクレイジーなトラップビートを送ってくれていて、それに僕がリードのドロップをつけElliphantをヴォーカルにすることで、完成させたのだ。このように、ヴォーカルの紹介や曲をつくるプロセスですでに様々な人とのコラボレーションが可能になるよ。

2015年最も話題となったIDの一つでもある「Killa」についてはどのような思いが?
これを完成させたときに、Skrillex本人からアイスランド来ないかというランダムな誘いがあって、そこで初めて顔合わせをしたんだよね。そしてアイスランドでの音楽イベントでSkrillexが「Killa」をセット中にかけたときは、Skrillexのファンの一人としてもとても感銘を受けたよ。
 


Tracklist:
Wiwek – Rebels ft. Audio Bullys
Wiwek & Skrillex – Killa ft. Elliphant
Wiwek & Yellow Claw – Pop It ft. Lil Debbie
Wiwek – Stop Me ft. Sirah
Wiwek – Calvary ft. Big Freedia