1月20日にドナルドトランプ大統領が着任してから、アメリカの事情は徐々に変わりつつある。トランプ氏は、議会の決定を必要としない大統領令を使って様々な事項を取り決めた。その中に、「シリア難民の受け入れを120日拒否。テロリストの入国リスクの高い7か国の国民の入国を90日間禁止」という大統領令もあるのだが、これは違憲ではないかという声も上がっている。この取り決めに対して、アメリカを拠点に活動するダンスミュージックのアーティストたちも自分たちの意見を唱え始めているようだ。

Charli XCX

この拒否と禁止令はバカげてるし、心が痛むし、悲惨だし、時代遅れだし、嫌だし、とっても悲しい

Boys Noize 

自由の大陸に、なんて恥さらしをしてくれたんだ!もはや黒歴史だ!

Alison Wonderland

誰もが愛し合い、平和で、他人に心を開けることを願っている。それって難しいことかしら?

Marshmello

移民の受け入れ拒否の大統領令は、ここ最近で一番ガッカリしたよ。トランプにとっての「一歩進んだ」は、人類にとっての「20歩戻った」になるね

これだけでなく、様々なアーティストが異議を唱えている。そんな中、Zeddはこの状況に黙っていられないようで、自由のためのショーを開催するために動き出した。
 

SiaやCamila Cabello、Grimez、Macklemoreに声をかけ、アメリカ自由人権協会へのチャリティーショーをやるように呼びかけた。

Zeddは昨年、Keshaが音楽プロデューサーのDr Lukeに性的・肉体的暴力を受けて契約解除の訴訟騒動の渦中にいた際に、Twitterで声をかけて、彼女とのコラボトラック「True Colors」を制作した。そういった経緯からも、彼には行動力がある。今回の呼びかけが実現することを願おう。