今週末開催される世界最高峰の音楽の祭典=グラミー賞において主要部門<最優秀新人賞>含む計5部門という女性最多ノミネートで話題の米シンガー・ソングライターSZA(シザ)がいよいよ明日、日本デビューを果たす。
SZAKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)らを擁する今一番注目のレーベルTDE(Top Dawg Entertainment)所属の紅一点シンガー・ソングライターで、今週末アメリカ現地時間1月28日(日本時間29日)米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催される第60回グラミー賞において主要部門<最優秀新人賞>ほか最優秀R&Bソングなど女性最多の5部門でノミネートされており、グラミー賞初ノミネートにもかかわらず同式典で初パフォーマンスをすることが発表されるなど今最も注目を集める新人女性アーティストだ。

SZA、第60回グラミー賞女性最多ノミネート
BEST NEW ARTIST
BEST R&B SONG: 「Supermodel」
BEST URBAN CONTEMPORARY ALBUM:「Ctrl」
BEST R&B PERFORMANCE:「The Weekend」
BEST RAP/SUNG PERFORMANCE:「Love Galore ft. Travis Scott」


明日いよいよ国内盤が発売されるデビュー・アルバム『Ctrl』(読み:コントロール)は米TIME誌で1位に選出されたのを筆頭に、米ローリング・ストーン誌ビルボード誌NME誌など音楽誌、新聞など30メディアが選んだ昨年のベスト・アルバム・トップ10で1位のKendrick Lamarのアルバム『DAMN.』に続く2位にランクインするなど手厳しい音楽評論家達も絶賛。デビュー・アルバムにはKendrick Lamarら豪華アーティストも参加、作詞作曲にJustin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)やアディショナル・ヴォーカルにPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)がクレジットされるなど贅沢な内容となっているが、昨年6月の全米デビューから約半年という時間をかけて全世界的に人気を博した理由は、彼女の人間味溢れる“歌詞”にある。アルバムのタイトル『Ctrl』にある通り、<本当はコントロールしたいのにコントロールできない溢れ出る感情>を独自の視点と赤裸々かつユーモアある言葉で見事に歌詞に昇華しており、複雑な女ゴコロや恋愛・人生に迷う人間の心の淵を一曲ごとに世界観もって表現。ファンによって1番好きな曲が異なり、今回のグラミー賞ノミネート曲もアルバムからの3曲に分かれていることもそれだけアルバム全体が粒曲揃いな証拠だ。また内省的な歌詞とは対照的な迫力溢れる圧巻のライヴ・パフォーマンスの高評価がグラミー賞という大舞台での初パフォーマンスへと繋がったのだろう。


いよいよ明日の日本デビューを前に、彼女のYouTube VEVOチャンネルにUPされているグラミー賞<最優秀R&Bソング賞>ノミネートの「Supermodel(スーパーモデル)」、<最優秀ラップ/サング・コラボレーション賞>ノミネートの「Love Galore ft. Travis Scott(ラヴ・ガロラ feat. トラヴィス・スコット)」、そして現在Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)のリミックスが話題な<最優秀リズム・アンド・ブルース・パフォーマンス賞>ノミネートの「The Weekend(ザ・ウィークエンド)」の計3曲のミュージック・ビデオが日本語字幕付きで本日より視聴可能だ