No.1のDJを決める【Red Bull 3Style】(レッドブル・スリースタイル)8度目の世界決勝が、2018年2月5日(月)~11日(日)までポーランド・クラクフにて行われました。日本代表のDJ RINAは「Red Bull 3Style」が 2010年に始まって以来、大会史上2人目、女性DJとして24ヵ国のうち上位6名によるグランドファイナルまで進出。DJ JAZZY JEFFSKRATCH BASTIDDJ CRAZENINA LAS VEGASDJ NU-MARKらレジェンド級の DJ&審査員、過去の世界チャンピオンたちが見守るなか、その決戦の模様が世界中にライブ配信で届けられた。

初戦敗退!? しかし、まさかの敗者復活で決勝へ!
DJ RINAは世界決勝(初戦)で、個性豊かなイタリア代表、フィリピン代表、機材トラブルに見舞われたフランス代表、幅広い選曲をみせたアゼルバイジャン代表に続き、女性らしいグルーヴィな選曲で観客を盛り上げて健闘。しかし、この夜の最後に登場したチリ代表の堂々としたパフォーマンスに初戦敗退となった。

ところが、ここまでかと思っていたところ、過去の【Red Bull 3Style】世界チャンピオンたちの選ぶ、ワイルドカード枠(敗者復活)で、DJ RINAは最終戦グランドファイナルへと駒を進めることに。

DJバトルとはいえ、テクニックだけでは観客のハートを掴めない奥深さが【Red Bull 3Style】の魅力。選曲やステージ映え、観客の盛り上がりも採点対象となるため、DJ RINAの選曲&プレイスタイルは大きな可能性を秘めていた。


大会史上初、女性DJとして決勝進出の快挙!!
ポーランド・クラクフ旧市街、19世紀建立の由緒正しき劇場「スウォヴァツキ劇場」にて繰り広げられた最終戦。日本代表のDJ RINAは、カナダ、チリ、ベルギー、イタリア、南アフリカという強豪国(カナダは過去に世界王者が2名)の代表たちと対決。

DJ RINAは、映画「天使にラブ・ソングを2」で有名なゴスペル「Oh Happy Day」のアレンジ曲で観客を大合唱させ、その後も和テイストの音ネタで日本代表のアイデンティティを表現。ヒップホップ、R&B、アフロビート、さらにはオアシスの名曲「Wanderwall」まで。これまでの【Red Bull 3style】のテクニック重視の型を破り、歌モノからリスニング曲まで彼女ならではのオリジナリティ溢れる選曲を丁寧に繋ぎ、グルーヴを紡いでいった。

しかし、同じくワイルドカード枠で勝ち進んできたイタリア代表のDamianito(ダミアニート)は、プレイ開始直後からヒップホップ〜エレクトロで観客を盛り上げ、さらに楽器で声を再現するトーク・ボックスを巧みに使ったパフォーマンスで圧巻。スキル、選曲、盛り上がり、いずれも審査員たちの高い評価を得て、見事優勝!


今大会でDJ RINAは世界No.1の称号を得ることはできませんでしたが、大会史上2人目の女性DJとしてグランドファイナル進出の快挙を成し遂げトップ6に選抜。大会の歴史に名を残すことに。

大会直後、DJ RINAは以下のようにコメントしています。

「自分らしい選曲とスタイルを表現することができました。今大会で集まった24ヵ国のDJたちは、いいライバルであり友達です。同じ目標に向かっているDJたちと共に1週間を過ごしたことは初めてで、緊張ではなく楽しさで一杯でした。勝負も大事だけど、DJとして音楽を楽しむことが大切なんだと改めて気付けたことは、とてもいい経験です。
そして最後に審査員&DJのNINA LAS VEGAS(ニーナ・ラスヴェガス)が表彰式の場で、大会史上初の女性DJとしての活躍を讃えてくれたことは、ある意味、優勝を掴み取ったと同じ気持ちでした」

 

開催概要

名 称:Red Bull 3Style World Final (Vol.8)
日 程:2018年2月5日(月)〜11日(日)
場 所:ポーランド・クラクフ
出 場:日本代表のDJ RINAを含む、計24ヶ国のDJ

Red Bull 3Styleとは?
制限時間15分内で3つ以上のジャンルをプレイして「創造性」「選曲」「スキル」「ステージ映え」「フロアの盛り上がり」の5項目を審査員が採点する世界大会。2010年にスタート。2013年、日本代表のSHINTAROが史上最年少かつ国内初の世界チャンピオンの座に。2015年は日本初のワールドファイナルを東京で開催。2018年、DJ RINAが大会史上初の女性DJとしてグランドファイナルに進出。

redbull3style.com (英語)
redbull.com/3style (日本語)