映像で自在に空間をコントロールするビジュアル・ライティング・アーティスト。
インスタレーション作品を制作する過程から映像を取り入れた作品を造り始めた。そこに原点を持つため、「映像=質を持った光」と捉え、映像というフレームに囚われることなく幅広いフィールドで活動する。映画や商業映像ではなく、映像を照明や空間を描く絵の具のように用い、あらゆる空間をキャンパスとし、美しい光を描きながら別の次元へと変えていく。
こういった手法を、自らビジュアル・ライティングと呼び、新しい表現領域を生み出している。
2000年より音楽・アートイベントのプロデュース、同時に映像・空間演出家としての活動を開始。現在は主に映像照明演出による表現活動を軸に、音楽・メディアアート・写真・彫刻との共演や、バレエ・コンテンポラリーダンサーとの作品制作、オペラの舞台演出等も多数手掛ける。また、各種イベントの演出、屋外での演出、建築物の演出やディスプレイなどの空間演出まで幅広いフィールドで活動している。
2004年にBankART1929で行われたsuara主催の「sound dance visual」公演で、映像による空間演出を大きく打ち出し、大きな話題を呼んだ。2006年には青山のスパイラルホールで「conscious -意識-」という映像空間を軸とした公演を行い、大きな反響を呼ぶなど、映像や新しい表現領域を広げる牽引者として活躍している。
国内にとどまらず、海外にもその活動の場を広げ、ロンドンの現代美術館である「ICA」やフランスのメディアアート美術館「Le CUBE」にも招聘され、講演やパフォーマンスを行う等話題を呼ぶ。
2006年、2007年BNCから出版された「映像作家100人」に選出・掲載されますます注目を集めている。...
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