「日比谷音楽祭」は、東京のセントラルパーク、日比谷公園で開催する、
「フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭」です。
<「フリーの」音楽祭>
日比谷音楽祭の「フリー」は、「無料」のフリー、「楽しみ方の自由」のフリー、「さまざまなボーダー※からの解放」のフリーです。
日比谷音楽祭を楽しむのに、お金はかかりません。
ライブを観たり、ワークショップに参加しながら、思い思いの楽しみ方や音楽との出会いを見つけてください。
※ボーダー=音楽のジャンル、世代、性別、障がいの有無、国や地域の境、経済格差、リアルとバーチャルなど、そこに生まれるボーダーを意味します。
<「世代をつなぐ」音楽祭>
世代を超えて、誰もが一緒に音楽を楽しめます。
「世代的にきっと合わない」と思っていた音楽を、聴いてみたら夢中になった。
その音楽をきっかけに異なる世代の人と語り、通じ合えた。
そんな体験を、親子孫三世代で共有できる場をつくります。
<「子どもたちの音楽の芽を育てる」音楽祭>
子どもたちにも、一生忘れられない音楽体験を。
日比谷音楽祭では、優れたアーティストの演奏や、実際の楽器に触れる場を子どもたちに届けます。
子どもたちが「自分の音楽の楽しみ方」を見つけ、
「音楽との未来」を思い描けるような体験をお届けします。
<「循環を生む」音楽祭>
人々がより自由に、多様な音楽に触れるきっかけをつくります。
そのきっかけから音楽にお金を使う人が増える。
そのお金で新しい音楽が生み出される。
その新しい音楽に触れた人がより多様な音楽に親しむ。
そうしてお金が循環し、音楽文化が育まれるしくみを みんなでつくることを目指します。
<「東京の街から日本を元気にする」音楽祭>
東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される東京の街を、
さらには東京から日本を、音楽で盛り上げていくことを目指しています。
<Message>
さあ みなさん、「日比谷音楽祭2020」が開催されます。いよいよ2年目です。第1回目の昨年は、2日間で約10万人の方々が日比谷公園に集まり、青空の下で親子孫三世代が、思い思いのカタチで音楽に触れ合い、さまざまな音楽と過ごす休日を楽しんでくださいました。音楽がつないでいく笑顔いっぱいの未来。みなさんの応援によって、今までにないフリーイベントが誕生したことを、本当に嬉しく思っています。
2020年は東京オリンピック・パラリンピックも開催され、我々の生活も今まで以上に多様化が加速していくことでしょう。一方、世界では、さまざまな争いや大規模な自然災害が頻発し、人々が向き合わなければならない困難な出来事は止むことがありません。そんな時代の渦の中で、日比谷音楽祭は、「人の心を癒やし、さまざまなボーダーを超え、希望をつなぐのは音楽の力だ」ということを、みなさんと一緒に分かちあいたいと思っています。
日比谷音楽祭は、都心で開催されるフリー(無料)の野外イベントとして「音楽のある豊かな生活」を提案します。それは、誰もが性別、障がいの有無、国や地域の境、言葉の違い、世代の差、経済格差などにとらわれることなく、さまざまなジャンルの音楽を自由に楽しめるリアルな場所です。そこには、音楽との出会い、音楽との触れ合い、そして、音楽を通じてさまざまな人とつながる喜びが溢れています。昨今の多様な音楽の作り方、聴かれ方にも細やかに対応し、誰も排除することなく、親子孫三世代で楽しめる音楽を、都心の青空の下に鳴り響かせます。
日比谷音楽祭は、みんなでつくる音楽祭です。今年も、「日比谷音楽祭」の理念に賛同する素晴らしいアーティストが、ジャンルや世代を超えて集結します。そんなアーティストたちの「思い」に加えて、音楽という、かけがえのない文化を応援したいという「ひとりひとりの個人の思い」「企業の皆様の思い」「行政機関の思い」といった、たくさんの人たちの尊い「思い」がつながって、力強く循環し、日本の音楽文化を育んでいくことを心から願っています。
みなさん、フリーで誰もが参加できるボーダーレスな音楽祭「日比谷音楽祭2020」のスタートです!
日比谷で待っています。
日比谷音楽祭実行委員⻑ ⻲田誠治