ロックンロールの精神をべースに全ての音楽をのみ込み進化を遂げてきた、プライマル・スクリームの通算11作目となるスタジオ・アルバム『カオスモシス』が、本日世界のどこよりも早く日本で発売された。
シンガーソングライター、モデル、女優の顔を持つスカイ・フェレイラとのデュエット「ホエア・ライト・ゲッツ・イン」が先行シングルとして話題を集め、アルバムには他にもグラストンベリー・フェスティバルのステージで共演を果たしているハイムや、レイチェル・ゼフィラ(キャッツ・アイズ)がゲスト参加を果たしている。

プライマル・スクリーム史上最も美しいアルバム『カオスモシス』のテーマに関して、ボビー・ギレスピーは以下の様に語っている。
「今は刺激を受けるものがたくさんある。テクノロジー、例えば携帯電話やコンピューターを通じてのものだったり、広告、新聞…毎日毎日情報が溢れすぎているんだ。その中で僕たちは生活を回していかなければならない。仕事に行って、十分な金を稼いで…その中から芸術作品が生まれてくる。そういうのをカオイド(chaoid、カオスから生まれてきたものという意味)と言うんだ。世の中の異常さや、世の中から連日投げかけられてくる過剰なまでの情報を解明しようとすることだね。それらに圧倒されてしまうより、それらを味わって通過できるようにしようと。解明して、そこから美しいものを生み出していこうということなんだ」

また、4月16日に世界同時開催となるRECORD STORE DAY(レコード・ストア・デイ)にて、12インチ・レコードを発売する事が決定。「Theme From S-Express」(88年)でUKシングル・チャート1位を獲得した、マーク・ムーア率いる、ロンドン・ハウスシーンを代表するS’EXPRESS(S・エクスプレス)の名曲「Mantra For A State Of Mind」のカヴァーをAサイドに収録、バッキング・ヴォーカルにはS’EXPRESSのシンガー、ナオミ・オズボーンが、そしてギターでジェイソン・ピアスが参加。Bサイドには、ボビーのギターがフィーチャーされた「Gravitational Waves (Drifter's Song)」と言うタイトルのインストゥルメンタルの新曲が収録される。

UKでは新作『カオスモシス』リリース後、3月29日よりスコットランドのアバディーン、グラスゴー、ロンドン、マンチェスターにて単独公演が行われ、5月以降もイギリスの『Common People 2016』を始めとしたフェスティヴァルへの出演が決定している。