ドイツ・ベルリンにある、世界的人気を誇る伝説的ナイトクラブの Berghain(ベルグハイン)にて、2021年後半に非営利アート団体の Light Art Space(LAS)によるアートインスタレーションが開催されるとのことだ。
テクノミュージックの聖地と言われている Berghain の屋内スペースと、隣接するビアガーデンは、新型コロナウイルス禍によりライブイベント業界が打撃を受けて以来、既にいくつかのサウンドアート・インスタレーションの本拠地として機能してきている。

このインスタレーションは、7月10日〜9月26日まで、Halle am Berghain にて展示され、デンマークのアーティストである Jacob Kudsk Steensen の作品が展示されるとのことだ。
LAS によると、この展示会は、1万年以上前の氷河の谷によって形成された沼地としてのベルリンの起源に参加者を導くものとなっているとのことだ。

▼Jacob Kudsk Steensenの過去の作品
 

LAS はこのインスタレーションについて、以下のようにコメントしている。

「Jacob Kudsk Steensen の新たな委託作品と、ベルリンでの彼の最初の展示会は、Halle am Berghain は過去の湿地と絶滅した種の世界につながる玄関に生まれ変わった。Kudsk Steensen は、LAS 委員会のために、ドイツのシュプレーヴァルト地域等の湿地を調査し、その生態系と土壌層を記録している。このようにして、Halle am Berghain は、氷河期の遺物が現在の湿地につながる玄関に変わる。失われた世界は、現在復活している」