数多くのイノベーションと斬新な製品が展開され、より良い日常生活のための新たなツールが紹介されるコンベンション「CES 2024」にてユニークなマスクが発表された。
これは「音声周波数吸収装置」と呼ばれる、真新しいイノベーションの一つで、元エアバス副社長のステファン・ハーセン氏と音響エンジニアのフランク・サイモン氏によって設立されたフランスを拠点とする企業 Skyted(スカイテッド)が、ONERA(フランス国立航空宇宙研究所)、欧州宇宙機関と共同開発したものだ。

音声周波数吸収装置は「モビリティ・プライバシー・マスク」「ハイブリッド・サイレント・マスク(サイレント・マスク)」とも呼ばれており、Zoom、電話、その他のアプリケーションを使用する際に静かでプライバシーが守られた環境を作り出すために開発されたものだ。
 

ステファン・ハーセン氏はプレスリリースで以下のように述べている。

その場所がどんなに混雑していても、公共の場であっても、近くにいる人に会話が聞こえない安心感を持って静かに話すことができるようになった。


このマスクには、フランク・サイモン氏が ONERA 在籍中に開発した消音素材が使用されており、この素材は開発当初、ジェットエンジン用として設計されていたとのことで、マスクの音響特性を強化するとのことだ。

このマスクは、専用アプリを使用し、ワイヤレスまたは有線モードでスマートホンで喋って相手に音声を送信するというものだ。
Skyted のマスクは、Skyted 有線と Skyted Bluetooth の2つのオプションで利用できる。有線バージョンには、透明モードを除くすべての機能が含まれる。対照的に、ワイヤレスバージョンには、音声ブースター、音声認識、128ビット暗号化などの追加機能が含まれる。
Skyted マスクはまだ一般発売されていないが、価格は既に発表されており、有線バージョンが399ドル(約58,000円)無線バージョンが599ドル(約87,000円)。今後、Kickstarter でリリースが発表されるとのことだ。

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