世界最大のパーティー島とも呼び声高い、スペイン・イビサには、夏のサマーシーズンに向け多くの観光者が訪れる。しかし、そんなパーティー・アイランドに思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれないとのことだ。

Olive Press によると、英国への観光者及び全ての非 EU 諸国以外のパスポート保持者は、イビサや他のスペインの地域に訪問する際、スペイン入国時にスペインでの宿泊場所を証明する宿泊証明書を提出できない場合、最大8,000ポンド(約150万8,400円)の罰金を科せられる可能性があるとのことだ。


この規則は、スペインに向かうすべての英国市民と非 EU パスポート保持者に適用され、90日以内の滞在期間中の宿泊証明書の提示を求めているものとなっている。更にこの規則では、EU 以外の旅行者がスペインの地域に入国する際には、帰りの航空券または行きの航空券の証明書を提示する必要があるとのことだ。


Olive Press によると、宿泊証明書は、ホテル、Airbnb、ホステルからの予約確認書、または自身が所有するスペインの別荘や、友人、家族などの別荘に宿泊することを証明するものだそうだ。友人や家族を訪ねる場合は、到着時に 「carta deinvitación (招待状)」 を提示する必要がある。更に、招待状は手書きの手紙は不可となり、招待状を発行するには、発行元がスペイン国民、スペイン在住の EU 市民、またはスペインに合法的に居住する非 EU 市民でなければならないと、かなり厳しめのルールだ。

万が一、正しい書類が作成されなかった場合、最大8,000ポンドという高額な罰金が、観光客自身、更にホテルや Airbnb、別荘所持者に科される可能性があるとのことだ。

更に、最大滞在日数である90日間の滞在制限を超えた場合、最大1万ユーロ(約161万円)の罰金が科せられる可能性もあり、極端な状況ではさらに高くなることもあるという。

他にも、首相が労働時間を週35時間に短縮すると決定したことを受け、レストランやバーの閉店時間が早まるとのことだ。スペイン地方を訪れる観光客は閉店時間に注意するようにと勧告されたと Olive Press は伝えている。

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