Tue, 21 May 2024
デジタル・ポップと挑発的なビートの融合から成る彼女のセカンド・アルバムが、シドニー生まれ、LA拠点のシンガー、プロデューサー兼DJが新たなテリトリーに火をつける それは音、歌、感情、全てを通して、だ。数多くのメイン・ショーや音楽フェスティバル(コーチェラ、EDC、ロラパルーザなど)に出演しスキルに磨きを掛け、2015年のデビュー作『ラン』からの自然な進化であり、刺激的な一歩である。
「もっともっとビッグになりたくて、とにかく努力したわ」と彼女は話す。「ボーカルに関しては、かなり大きな変化があったわ。今は発声がとても楽になって、もうマイクに向かうのは怖くない。行くぞ!って感じよ」
タイトルについてのストーリー。皮肉にも、「アウェイク(目を覚ます)」という言葉が夢に出てきた。「それは私の潜在意識が何かを教えてくれてたんだと思うの」と理由付ける。「書けば書くほど、完璧な名前に見えていったのよ」
その夢を現実にするため、アリソンはジョエル・リトル(ロード)、イランジェロ(ザ・ウィークエンド)、パーティー・フェイヴァー(マッド・ディーセント)、長年の親友リド(「ラン」制作に参加)を含む今旬なアーティスト達をコラボレーターとして迎えた。
「ジョエル・リトルは最高でいかしてる」とグラミー受賞アーティストとのセッションについて語る。「彼はとても想像力豊かで、親身になってくれるし、相手のことを外見や先入観で判断しないわ」
ボーカルとして、アリソンは次世代ラッパー達とコラボしたかった。オハイオ出身のラッパー、トリッピー・レッドが「ハイ」を支配する一方で、LA出身の若きラッパー、バディーが、トロピカル・ポップな「クライ」の音に重ね、落ち着いた雰囲気に導く。
大成功であったのは、以前カニエ・ウェスト、リル・Bやトレヴィス・スコットとコラボをしているチーフ・キーフが、「ドリーミー・ドラゴン」にフィーチャーし、明るいブレイク・ビート・ハウス曲に韻を踏んだ。
アリソンは、「それは彼の世界観と私の世界観の完璧なマッシュアップだった」とチーフ・キーフとのコラボを振り返る。「スタジオでは彼はとてもる時はとても楽しかった。私は曲を大音量でかけて、彼はスピーカーから耳を背けたりして。収録しているときは、彼はブースで踊ったりしてたわ」
しかし、これはただのパーティーレコードに収まらなかった。それ以上だ。ポップで振動するようなサウンドの奥に、アリソンが持つ暗闇の音が響いている『アウェイク』。「イージー」や「チャーチ」のような曲では、難しい人間関係や不安、自信喪失など彼女の個人的な苦悩を綴り、これまでで最も正直な歌詞を表した。
「アルバムを作成することは、タイムカプセルのようだと思ってるの。正しく生きて、自分自身に... More Biography