ベース・カルチャーをそれまででは想像もつかないような内省の道程へ導いたデビュー・アルバムから 2 年、ジェイムス・ブレイクが大作「レトログレード」とともに戻ってきた。このトラックを上記プレイヤーよりチェック。

心を刺すようなソングライティングと摩天楼のように高く飛翔するエレクトロニクスの結合により、「レトログレード」は、聴く者たちすべて感情的な正弦波のサーフィンへといざない、ジェイムスがマシッヴ・アタックやエイフェックス・ツイン以来、長く不在であったエレクトロニック・ソウルの王座の後継者であると決定づけるような遺言ともいえる。

「レトログレード」は彼のセカンド・アルバム『オーヴァーグロウン』のイントロダクションとしては完ぺきな楽曲だ。『オーヴァーグロウン』は Hemlock や Hessle からの彼の初期リリースが持ち合わせている脳が溶け出すようなエレクトロニックな完璧性を持ち合わせると同時にジェイムスのシンガーとしての成長を見て取ることのでき、またポスト・ダブステップという分類をはるかに超え、Hip-Hop からハウスまでを衝撃的なまでに再解釈したる完璧なアルバムである。

2011 年に行った初来日公演は各地ソールドアウト、2012 年にはフジロックフェスティバルではホワイトステージのヘッドライナーとして出演。圧巻のステージを見せたこの若き天才は既に時代を代表するアーティスト、ライヴ・アクトである事を証明した。そして待望の2nd アルバム発表のニュースに続き、来日公演が決定。詳しくは下記イベントページをチェック!