2012年に初開催した本イベントは、以来3年間、「脱原発」に賛同した参加者やミュージシャンに支えられ、今年4回目の開催を迎える。昨年体調の不良から治療に専念せざるを得ず、イベントへの参加が叶わなかった坂本龍一は今年オーガナイザーとして参加する予定だ。

NO NUKESのオフィシャルサイトでは下記メッセージが掲載されている。

NO NUKES 2015の開催を発表いたします。
4回目となる今年の開催日は11月28日(土)、会場は豊洲Pitになります。
2012年に初開催したこのNO NUKESは、以来3年間、「脱原発」に賛同した参加者やミュージシャンに支えられ、
大きな成果を残し続けることができたと思います。
たくさんのミュージシャンが脱原発という明確なメッセージをステージから放つ、そんな音楽イベントが、
問題意識を持ったたくさんの参加者に受け止められる。素晴らしいことだと思います。
ただ、こうした私達の動きの前に立ちはだかる壁はとても巨大で、そしてしたたかです。
8月には九州電力川内原発1号機が再稼働する見込みで、原発ゼロだった日本の電源構成は大きく変わります。
再稼働の根拠となる原子力規制委員会の新規制基準に納得できる人はとても少ないはずです。
でも、なんとなく原発再稼働は容認せざるを得ない、そんな諦めとニヒリスティックなムードが世の中を支配しているのも、
残念ながら事実だと思います。
この世に安全な原発はなく、溜まり続ける放射性廃棄物の処理方法もない。
NO NUKES 2015は、そうした当たり前の事実を、もう一度みんなで考えるきっかけになりたいと思います。
NO NUKESのオーガナイザーは坂本龍一です。
昨年は、体調の不良から治療に専念せざるを得ず、イベントへの参加は叶いませんでした。
今年は、出演アーティストとしてではなくオーガナイザーとして参加し、力強いメッセージを発信してくれる予定です。
NO NUKES 2015。今年もたくさんの方にご参加いただければと思っています。