寺田創一氏は、Larry Levan氏が愛した事でも知られる国産ハウス・クラシックス、島田奈美「Sun Shower」のサウンド・プロデューサーで、「サルゲッチュ」他のゲーム音楽の作曲家として幅広い分野で活躍中のアーティストだ。
昨年には、オランダ・アムステルダム「Rush Hour Records」より24年の歳月を経て音源が再発となり、ヨーロッパ・ツアーや「Fuji Rock Festival 2016」への出演が決定するなどワールドワイドに人気再沸騰中で、先日5月6日には大人気のクラブミュージック動画「Boiler Room」の久々の国内収録「Boiler Room Tokyo」にOmodaka名義で出演している。
その寺田氏が、気鋭のネットレーベル「TREKKIE TRAX」や「NEST HQ」からのリリースで知られる若干20歳のクリエイター、Masayoshi Iimoriのプロデュースによるナマコプリの人気楽曲「SUSHI PARTY」をキュートなアレンジにリミックスをした。
このリミックス・コラボは、「OIRAN MUSIC」プロデューサーであり今作の作詞を手掛けるヴィーナス・カワムラユキがナビゲーターを務めるダンスミュージック専門インターネットラジオ、「block.fm」の本年度初回ゲストとして寺田氏がゲスト出演したことがきっかけになったという。その番組内では、90年代の日本のハウスミュージック・シーンを振り返るとともに秘蔵ライブ音源を公開したほか、数年前にomodaka名義で「しぶや花魁」でパフォーマンスした事などを述懐した。
しぶや花魁の六周年を記念したパーティは、6月9日(木)~11日(土)の三日間に渡り開催が決定。Watusi(COLDFEET)、dj sleeper(りんご音楽祭)、タイチマスター、Sakiko Osawaなど親交のあるアーティストが館内DJを担当する。
同時公開のナマコプリ「SUSHI PARTY - Socihi Terada Mix」のミュージック・ビデオは、メンバーであるナマコラブ自身が自主制作。寺田創一氏がライブ・パフォーマンス中に配布していた折り紙が作品の中に登場、必見だ。
(撮影 編集 監督: 久保田恭之)