ミュージシャンたちにとってMV(ミュージックビデオ)はジャケット同様にその楽曲の印象を握るものであり、工夫を凝らさなくてはいけないため、もはや楽曲制作を行う上で欠かせない作業の一つであるとも言える。

多くのミュージシャンがMVをアップロードする場所がYoutube。アクティブユーザーは10億人以上で、TwitterやInstagramよりも利用者が多いメディアである。Laidback LukeやHardwellなど、ツアーの様子をまとめたビデオブログをYoutubeにアップして有効活用しているEDMアーティストも多い。

そのYoutubeであるが、すべてのアーティストのチャンネルをチェックしていない限り、MVのアップロードを見逃してしまうこともある。そこで、今回はEDM主要レーベルのデータをもとに、MVのアップロードが多い日、ビュー数の多い日などのデータを見てみよう。

MVの公開数は一年を通して変わらず!

MVはフェスシーズンの有無にかかわらず、大体同じような数で公開される。しかし、じっくり見てみると1月が若干落ち込み、ULTRAやCoachellaを皮切りにフェスシーズンが始まるため、3月は多少多い。

アップロードが多いのは金曜日

週末のクラブやフェスに向けて、EDMアーティストの多くは金曜日にMVを公開する様子。実に1週間で公開されるMVのうちに26%が金曜日に公開されている。アメリカと日本の時差が約13時間あるため、日本にいる方は土曜日の朝にチェックすればアップされたばかりのMVを見ることができるかもしれない。

週末にビュー数が多い!

やはり仕事の休みに入ることもあってか、週末にビュー数が伸びることが多い。先ほど挙げたように、金曜日にMVがアップロードされることが多いのもその要因かもしれない。

 

ビュー数の伸び度合いは様々!

MVはアップ直後に人気になるとは限らない!フェスでプレイされ、ジワジワと人気を獲得する楽曲や常に高いビュー数を獲得できている楽曲がある。ビューをたくさん獲得することも大事だが、公開から数年経っても見たくなるMVを作ることも大切である。


以上のように、MVは公開日やビュー数に傾向がある。クラブミュージックという性質上、週末に話題になりがち。週末はYoutubeチェックを日課にしてみてはどうだろうか?