前日はダンスミュージックアーティストが多くラインナップしていたサマソニ。DAY2はロック系のアーティストがMARINE STAGEのヘッドライナー入りし、前日以上の盛り上がりを予感させた。

サマソニといえば「音楽フェス」と呼ぶにふさわしい大きな会場が魅力。音楽だけでなく様々なアクティビティがあり、それらを楽しむためだけでもチケットを買う価値はある。

1つのアートが完成する過程を楽しむことができるサマソニアート！

サマソニの会場内には「サマソニアート」というものがある。各地からセンスの尖ったアーティストたちが真っ白なキャンバスに思い思いの解釈のサマソニを描く。DAY1からDAY2のクローズまで見ていると1つの作品が出来上がる過程を楽しむことができる。通りがかったサマソニファンが足を止めてまじまじと作品を眺めたり、写真を撮っていた。

サマソニで麻雀？サマソニで散髪？

サマソニ会場には様々なブースがある。「ソニックべガス」というカジノでは、美人女流雀士たちが挑戦者を待ち受けている。ここで上位入賞すると豪華景品が当てられるため「ライブの合間に一戦」という人も多いようだ。また、「ソニックバーバー」という床屋まであり、ライブの暑さに背中を押されてか、坊主やモヒカンなどの大胆に髪型に刈り上げてしまう人も。

そして子連れ参加の人にとってありがたいのが「KIDS CLUB」。子どもたちが遊具で遊んだり、歌に合わせて踊ったり、思い思いにサマソニを楽しんでいた。
大人から子どもまで楽しめるのがサマソニ。家族連れでサマソニに参加するファミリーのことを通称「ファミソニ」と言うが、今年は特にファミソニの方が多数見受けられた。

都市型フェスならではのオシャレも楽しめるのがサマソニ

サマソニは東京・大阪で開催される都市型フェスティバルであるため、他の野外フェスと比較してオシャレを楽しみやすい環境だ。同じアイテムをみんなで身につける"お揃いコーデ"や、色味を合わせて統一感のあるコーディネートなど、会場にはお揃いファッションを楽しむ人の姿も多く見られた。
 

次世代歌手として注目のDAYAのステージにGryffin登場！

The Chainsmokersの「Don't Let Me Down」のボーカリストとして一躍注目を浴びることになったDAYA。2015年にデビューしたばかりであるがMOUNTAIN STAGEには多くのファンが集まっており、DAYAの注目度の高さが感じられた。Gryffin & Illenium ft. Dayaの 「Feel Good」を披露する際にはGryffinが登場し、会場を賑わわせた。


これからさらに人気になること間違いなしの気鋭のシンガーが、最高に気持ちの良い日曜の午後を演出した。

爆音で鳴るG-EAZYのヒップホップにサマソニファンが大興奮!

カリフォルニア出身のラッパー、G-EAZYはバックDJとドラムを携えて登場。 2015年にきゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」をサンプリングしたことで日本でも話題になった彼を一目見ようと、多くのファンが集まっていた。彼のステージは、ヒップホップアーティストのライブらしい低音の音圧。「サマソニでここまで音圧が出るのか」という声すら聞こえるほどに音圧が強く、そこにG-EAZYの生声のラップが乗るという最高にアツい時間だった。

G-EAZYは「You Got Me」で重めの楽曲から始まり、前日にサマソニのBEACH STAGEで出演していたKEHLANIとのコラボトラック「Good Life」でフィニッシュ。

AXWELL ^ INGROSSOのステージは圧巻の一言！

この日のMOUNTAIN STAGEのトリを飾る、AXWELL ^ INGROSSOのステージは、とにかく圧巻の一言だった。1曲目の「HOW DO YOU FEEL RIGHT NOW」はイントロから釘付けになってしまうほどオーラが漂っており、サマソニのラストにふさわしい最高のセットになることを予感させた。AXWELL ^ INGROSSOのステージといえばVJとレーザー、炎、CO2、照明が連動した緻密に計算された演出が魅力だが、今回は幕張メッセの会場の雰囲気が見事にマッチし、見たことの無い空間が眼前に広がった、


中盤で披露されたAxwell Λ Ingrosso ft. Kristoffer Fogelmark 「More Than You Know」では紙吹雪が舞い、レーザーや照明が会場を照らし、サマソニ2日間の疲れを吹き飛ばすほどに高揚感を覚えた。その後、Swedish House Mafia時代の名曲を連発し、気持ちよく合唱した後は「Sun Is Shining」でフィニッシュ。後ろのスクリーンの太陽が日本の国旗に変わるという粋な演出で会場は沸いた。