今年1月17日から3日にわたって東京・大阪で行われた来日公演を大成功に収めたClean Bandit (クリーンバンディット)。2009年にケンブリッジ大学で知り合った仲間たちで結成され、 クラブミュージックにクラシック音楽の穏やかで心地よい要素を取り入れた前例のないバンドとして人気が高い。そんな彼らの初来日公演とあって、今回の公演は大きな注目を集めていた。

iFLYERでは、来日公演前の彼らにインタビューを行った。体調不良のためメンバーの JackとLukeは残念ながらインタビューの場には来れなかったものの、 来日直後の疲労をもろともせず、Graceは快く我々の質問に答えてくれた。
 

1. 
Clean Banditの曲は美しいメロディが特徴的です。ラテンの雰囲気が漂う曲やUKガラージテイストの曲まで幅広く手掛けていますが、音楽性のルーツを教えてください。

私たちは全員幼い頃から音楽をやってきた。私はチェロを7歳からやっていて、ダンスミュージック、ポップス、R&Bが好きだった。JackとLukeはファンクバンドとインディーロックバンドでも演奏していたのよ。私たちは様々な違ったスタイルの音楽が好きなの。


2. 
Clean Banditはメインボーカルのいないバンドというスタイルのため、ほぼ全曲シンガーを迎えていますが、今回の「I Miss You」でJulia Michaelsとはどういった経緯でコラボを決めたのでしょうか?

Julia Michaelsとは本当に素晴らしいプロセスを続けているわ。いつもだったら、曲を作った後に歌手を見つけるの。曲を完成させた後、この曲だったらどんな声が良いかを考えて、そして歌ってもらう歌手に音源を送るのよね。でも、Julia Michaelsとは夏に出会って、Jackは初めてロサンゼルスで彼女と会い、一緒に曲を書いたの。一緒にいたのは約1時間ぐらいで、その後私たちは家に帰って制作に取り組んだわ。それから彼女と何回かやり取りしたの。私たちは、彼女と曲を一緒に作りたかった。なぜなら、私にとって彼女の「Issues」は、私がその年聞いた曲の中でもっとも好きな曲の一つで、毎日聞いていてたから。あと、Justin Bieberの「Sorry」の歌詞も彼女が作っているんだけど、それも私の大好きな曲の一つだったのよね!
 


3. 
「I Miss You」はJuliaの失恋体験を基にした楽曲だそうですが、トラック(instrumental)のアイデアはどのように生まれたのでしょうか?
 
とてもシンプルにしたかった。この曲は、これまで作った曲の中でも、重ねる音数も少なく最もシンプルよね。いつもなら、音を次から次へと重ねることに夢中になってしまうの。でもJulia自身は非常に厳格だったので、最初のバージョンを演奏したときにシンプルにしたいと考えて、それを実行した。私たちはいくつかのアイデアを持っていたけど、最初に演奏したのはコーラスでボコーダーとドラムだけを切り取ったもので、彼女はすぐにそれを好きになって、他のバージョンを全く聞かなかったの。


4. 
これまでソロシンガーとのコラボが多いですが、他のバンドのボーカリストをゲストボーカルに迎える場合、誰とコラボしてみたいですか?

う~~ん。Maroon5のボーカルが好きかな。他のグループが思いつかない。Chris Martinも好き。


5. 
今後の活動プランや、目標を教えてください!

これはアジアとオーストラリア周辺のツアーの始まりね。日本では大阪でも演奏するので、とても興奮しているわ。それから、私たちは大きなツアーでアメリカに行く前に、家に篭って作業に集中してセカンドアルバムを完成させないといけない。今年の上半期、うまくいけば初夏にアルバムが出てくるはずよ。


 

ライブレポート

東京、大阪、横浜の3箇所を回るツアー初日にあたる1月17日、会場のZepp Tokyoには多くのファンが集まった。3人のオリジナルメンバーと4人のサポートメンバーの合計7人編成でステージに現れ、ファンの間でも人気の高い「Stronger」でライブがスタート。

序盤から「Rockabye ft. Sean Paul & Anne-Marie」や「Symphony feat. Zara Larsson」などヒット曲を連発し、力強くも美しいライブパフォーマンスでオーディエンスの心を掴んでいく。1年ぶりの来日を待ちわびていたファンたちは今日の日のために入念な予習をしていたようで、ほぼ全曲で合唱が起きるほどにフロアの熱量が高かった。

さらに日本初披露となる新曲も、最初は見入っているオーディエンスも多かったが後半にはサビ部分のフレーズで声を揃え、リリース前の曲でも盛り上がるポテンシャルの高さを痛感した。

アンコールでは「Tears」に続いて最新曲「I Miss You」を披露。そしてラストは「私たちにとって日本は特別な場所なの」という語りかけの後に自身最大のヒット曲「Rather Be」を演奏。

When I am with you, there's no place I'd rather be(あなたといられるなら、ここが一番の場所)
というフレーズを数回繰り返し、ステージ上のメンバーとオーディエンスの心が一体となった状態でフィニッシュ。割れんばかりの拍手と歓声を背にステージを去った。

iFLYERでは、Clean Bandit からのサイン & メンバーのGraceのチェキ写真をGET! こちらをセットで2名様にプレゼント致します。



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皆様のご応募、お待ちしております!

 最新シングル「I Miss You」
  
デビュー・アルバム『New Eyes』