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「S2O Songkran Music Festival(S2O)」
は、"ズブ濡れになる音楽フェス" としてソンクランの時期にタイ・バンコクで毎年開催されている。アジアのみならず世界中からも注目されている S2O のチケットは、今年もソールドアウト! イベントの人気っぷりを物語っている。

そんな S2O は、今年8月に初の海外進出、「S2O JAPAN」として日本に上陸することが決定している。 iFLYER では先行チケットを発売中!

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そこで S2O って一体どんな感じのフェスなの? ホントにズブ濡れになるの?持ち物は何が必要?など、皆さんが気になるポイントをこの身をもって調査するべく、実際に本場タイに突撃取材してきたので、要チェック!!
 

そもそも、ソンクランって?

Songkran(ソンクラン)とは、タイの旧正月のこと。元々は仏像や仏塔、また家族の年長者などの手に水をかけてお清めをするという伝統的な風習である。実際に街の中にある仏像に水をかけている地元の方を多く見かけたが、現在では通行人同士でゲリラ的に水をかけ合うという行為が一般的な行事として行われるようになった。ソンクランは毎年4月13日〜15日の3日間と決められており、タイの祝日にも定められているため、タイに住んでいる人々はこの時期に地元に帰省する人も多い。


まるでサバゲー!街のそこらじゅうで水かけ合戦が勃発

ソンクランが始まる前日は、街中がどことなくソワソワ。スーパー、ストリートマーケット、道端の屋台といったあらゆる場所で、水かけ祭り用の水鉄砲や防水対策グッズが陳列されている。ちなみに、アロハシャツがお祭りの正装のようで、様々な場所でタイの気候に映えるカラフルなアロハシャツも販売されていた。
 

いよいよ、ソンクラン当日。
道路に面するマッサージ店や飲食店の店員が目の前を通る人々や車、バイクなどに次々とバケツやホースなどで水をかけていく光景が飛び込んでくる。また荷台に大きなバケツを用意したトラックで走行しながら、歩いている人々に向かって次々と水を掛けていく強者も。この時期だけはいつどこから水が飛んでくるか予測不能な為、旅行者も地元の人も携帯電話など濡れては困る物は防水対策を行い、濡れても良い格好で出かけなくてはならないのだ。油断している時に水をかけられても決して怒ってはいけない!
 

バックパッカーの聖地として有名なカオサン通りは、大規模な水かけ祭りが行われるため、旅行者や地元の人で溢れかえっている。ストリートの入り口では、セキュリティによって簡単な荷物検査と防水対策しているかどうかのチェックが行われていた。この地区では、道を歩いていると建物の2階などあらゆる方角から水が飛んでくる。痛いくらいの超強力水圧の水鉄砲を持った人や、かわいらしい小さな水鉄砲を手にした子供まで、老若男女がこのお祭りを楽しんでいた。


また白い粉を水で溶いた泥の様なものをすれ違い様に塗りつけてくる人も。ゲストハウスやホステルが多く立ち並ぶ通りでは、DJ がプレイする爆音ダンスミュージックに合わせて踊るなど、まさにカオスな光景が広がっていた。とにかく水をかけたい!かけられたい!という方にとっては天国のような、子供時代に戻った様な気分になれる遊び場であった。
 

間違いなくズブ濡れになる
S2O Songkran Music Festival

様々なソンクラン関連の DJ イベントが市内のクラブなどで多く開催される中、やっぱり一度は体験してみたいのが、注目度ナンバー1のクレイジーなフェス、S2O!今年は4月13日(金)、14日(土)、15日(日)の3日間、Rama9 通り沿いにある Live Park が S2O Songkran Music Festival の会場となった。3日間とも16時に開場、17時にイベント開始で、日中の暑さのピークは過ぎている時間帯とはいえ、まだまだ気温は高めでじんわりと汗をかくほど。

ちなみに移動手段だが、通勤時間帯の道路渋滞がとにかくひどいバンコク中心部では、タクシーやトゥクトゥクよりもバイク移動をすることでスムーズに会場に到着することができた。(しかし、転倒事故も多いみたいなので、そこは自己責任で...!)会場近くには、防水対策グッズを売る人々がズラリ。そして会場エントランス付近では、アジアの人々を中心に興奮を抑えきれない様子のダンスミュージックファンで溢れかえっていた。

毎年、会場をさらにアツくしてくれる旬なアーティストを招聘する S2O の今年のラインナップもそうそうたるもの。MATTNTchamiDJ SnakeK?DTJROliver HeldensTujamoKrewella など日本でも人気が高いラインナップで、フロアのテンションを間違いなくアゲる曲を次々と投下。
  

ドロップ部分はとりあえず前後左右から放水、放水、放水!笑ってしまうほど前が見えなくなる。
結果、顔も下着も何もかもがずぶ濡れに。ただ、お水は全然冷たくなく、踊って火照った身体にかけられると心地よい温度であった。
 

エントランスをくぐった先には、各企業が出展している様々なブースが立ち並んでおり、様々なチャレンジ企画や商品サンプルの配布など我々にとって嬉しいキャンペーンも。
 

18時頃まではエントランス&フードコート周辺エリアでチルしながら、写真撮影を楽しんでいる人が多数見受けられた。濡れても良いファッションでありながら、ちゃんとオシャレにこだわり、メイクもばっちりとフェスに映えるカラーメイクをした女の子が多かった印象。
 

会場内では日本人、日本のフラッグを持った観客の姿も多数。特にハッピを着ていたグループはかなり目立っていた!
 

踊れば喉が乾くし、お腹も減る! 会場内では、ドリンクやフードなどを購入する度に財布を出す手間を省くため、あらかじめリストバンドにお金を入金しておく「Top Up(チャージ)」方式となっており、水に濡れた中で現金のやり取りをする必要がなくとても便利。トップアップの手順も簡単で、入れたい金額をスタッフに伝えると、スタッフがスマホを操作して金額を入力し、リストバンドにタッチして完了。トップアップできる場所やドリンク購入場所は会場内にたくさん設けられており、ほとんど並ばずに済み、ストレスはゼロ。
 

フードコートではタイならではのご飯や中華など日本人の口に合う屋台が多く立ち並んでいた。こちらは S2O のロゴがプリントされたココナッツの実と色鮮やかなスイーツの数々。
 
  
また、タイといえばバケツに入ったドリンク!そしてビールもお得なセット売りがあったりと、グループやお酒好きに嬉しい品揃え。
 
  
トイレは並ぶ必要がないほど数多く設置されていたが、なんせみんなびしょ濡れな状態でトイレを使用するので、トイレや床の水濡れが少し気になる点だった。日本で開催される際には、次に使う人のためになるべく綺麗にしてから出るようにするなど、ちょっとした気遣いを大切にして欲しい。
 

今夏、日本に初上陸! S2O JAPAN!!

今夏、「S2O JAPAN」 として日本初上陸することが決定したアジア最大級の “水 × 音楽のフェス”「S2O Songkran Music Festival(S2O)」は、8月4日(土)・8月5日(日)に東京・お台場で開催決定! 先日、第一弾アーティストもついに発表 されたばかりで期待が高まる!

S2O JAPAN に参加する際には、当たり前だが水に濡れても問題ない格好で出かけよう。スポーツブランドやアウトドアブランドなどで取り扱っている速乾性の素材のものや、日中は水着だけでも良いかもしれない。ただ日が沈んでからの寒さ対策もしっかりしておきたい。もちろん着替えはお忘れなく!

また、ヘアスタイルについては、日差し & 水対策でキャップなどの帽子を被り、ロングヘアの方はまとめておいた方が無難だろう。目を開けていられないほどの放水時に備えてゴーグルやサングラスはやはりあったほうがいいかも! 前方に行けば行くほど、放水を回避するのはほぼ不可能となる。足元は踊っても脱げないバックストラップ付のサンダルがおすすめ。しかし混雑していると足を踏まれて痛い思いをする可能性もあるので、前方に行きたいという方は汚れてもいいスニーカーを履いていく方が良いかもしれない。
 

ちなみにタイではセルフィスティックや水鉄砲などは持ち込み禁止だった。恐らくは S2O JAPAN でも制限されると思われるのでご注意を! 荷物はできるだけ必要最低限にして、クロークやロッカーを上手に利用しながら当日は楽しもう!!

Written by:Yurie​​
 
 
 

S2O JAPAN SONGKRAN MUSIC FESTIVAL



日程:2018年8月4日(土)・5日(日)
時間:開場 12:00 開演 14:00
会場:お台場 S2O ウォーターランド(東京都江東区青梅2-1)
年齢規定:18歳以上入場可能(VIP エリアは20歳未満入場不可)
会場アクセス:ゆりかもめ線「青海」駅 徒歩約 2 分
りんかい線「東京テレポート」駅 徒歩約 5 分

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主催:S2O JAPAN SONGKRAN MUSIC FESTIVAL 2018 実行委員会
協力: iFLYER / DJ MAG JAPAN