EDMニュースを配信しているYour EDMによると、このフェスティバルでオーストラリア人DJ / プロデューサーのWill Sparks (ウィル スーパークス)がお酒に酔って、傲慢な態度を取ってしまい自身が謝罪するまでに発展してしまった。
事の発端は、Will Sparksはあるアーティストの楽屋でそのアーティストと一緒に過ごしていたようだ。そのアーティストの出番になり、アシスタントツアーマネージャーがそのアーティストをステージまで誘導しないといけないため、最後に楽屋に集まっていた全員にショットを用意。ショット後、楽屋を片付けステージへ向かう予定だった模様。
そしてショット後、アシスタントツアーマネージャーが楽屋を掃除しているところに、Will Sparksと数人の女子がもっとお酒が欲しいと楽屋に再入室。アシスタントツアーマネージャーはWill Sparksの入室を許可し再度ショットを注ぐ。
楽屋のドアを閉めないといけなかったが、Will Sparksはドアを閉めさせてくれなかったようだ。そこでアシスタントマネージャーはWill Sparksに、丁重にこうお願いしたそうだ。「私は私の仕事をしているの。このドアを閉めさせてくれないかしら?」Will Sparksは、この発言を聞いた後、アシスタントマネージャーに向かい「馬鹿なビッチ」などの罵声を浴びせたのだ。
こういった言い合いが続き、収集が付かなくなったため、ツアーマネージャーは「もうなんでもいいわ、とにかくこのドアを閉めるわ」と、もう片方のドアを閉めようとしたところ、Will Sparksはドアをパンチしたという。ツアーマネージャーはWill Sparksの行動にショックをうけたという。その後もWill Sparksはアシスタントツアーマネージャーに汚い言葉を浴びせ続けたという。
ようやく、Ultra関係者やWill Sparksのマネージャーが現場へ到着してなだめるが、Will Sparksは収まらずアシスタントマネージャーへの攻撃的な姿勢は続いたという。
こういった一連を受け、Will Sparksは、Your EDMへ謝罪文を送ったとの事。全文は以下。
I cannot express how regretful and apologetic I am regarding the incident that unfolded in Sydney on Feb 24. I was aggressive and said some unforgiving remarks that made no sense at all and were simply not true. At no point was I ever physical with any of the male or female staff. This is is completely out of character for me. Never in my life have I reacted in such a way, I am very embarrassed by my actions.
Unfortunately this was alcohol fuelled, which is no excuse. I had some built up personal frustrations which all came out at once, at an innocent individual who was just doing their job.
This is a massive learning curve for me. I embarrassed not only myself, but my whole team as well which I hate myself for.
I’m taking full responsibility for my actions and am willing to do what it takes to mend the situation as best I can.
I have also issued my apology to the person affected.
2月24日にシドニーで起こった出来事について、僕は言葉には表せないくらい後悔と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。僕はすごく攻撃的で、意味も全く通じない、本心では全くない、許されない暴言を吐いてしまった。僕は男性スタッフにも女性スタッフにも絶対に暴力などはふるっていない。この出来事は本来の僕の性格とは全くかけ離れている。今まで生きてきた人生でこんな風な態度を取った事は一度名もない。だから今、僕は僕がとった行動をものすごく恥じている。
残念ながら僕は飲酒をしていた、だからこそ言い訳はできない。確かに僕は個人的な悩みやフラストレーションが溜まっていてそれが一気に出てしまった。彼女はただ彼女の仕事をしていただけなのに、何も悪くない彼女に当たってしまった。
この出来事から僕は学ばなくてはいけない。僕自身だけがこの出来事で恥ずかしい思いをしているのではなく、僕のチームにまでそういう思いをさせてしまった。そういう思いをさせてしまった自分自身がすごく嫌いだ。
僕は僕がやってしまったこの出来事に100%責任を取るつこりだ。
僕がそういった態度を取ってしまった相手にも謝罪をした。
お酒を飲んで酔っ払い過ちを犯してしまう経験は誰にでもあるだろう。だが、彼を含めブッキングされたアーティスト達はイベントやフェスにに出演し、そこでプレイする事が彼らの仕事なのである。そして役割は違えど、同じ現場の仕事仲間の仕事遮り、そして罵声を浴びせるのは普通の仕事現場として考えれば許される事ではないだろう。
だが、Will Sparksも言っている通り自身の問題やフラストレーションを抱えていて お酒をたまたま飲み そのストレスがたまたまそのフェス会場で爆発してしまったとすればそれ程悲しい事はないだろう。