イビサにて毎年開催される国際音楽サミット(IMS)の2019年の事業報告書にて、DJ の収入が年々低下していると発表された。
これは、アメリカ最大のクラブ地帯、Las Vegas に大きく反映されているという。

まず、ナイトクラブやプールパーティーに行く人の数が減少しており、2016年には Las Vegas を訪れた人の15%が滞在中にナイトクラブを訪れたのに対し、2018年には7%にまで減少しており、さらに同期間中にプールパーティーに行く人の数も11%から4%に減少している。
そして、それに比例して世界 TOP3 の DJ の年収に関しても前年度の年収を下回っており、Tiesto、The Chainsmokers、Calvin Harris の3名の収入が減少する可能性があるという。

しかし、この事業報告書には EDM シーンのアーティストや DJ にとって喜ばしい報告も。アンダーグラウンドのアーティストたちの世間からの認知度は年々向上しており、特にオンラインミュージックフェスティバルやゲーム音楽といった分野における アーティスト・DJ たちの活動や、Marshmello のようなキャラクター DJ の活躍 がそれに貢献していると見られている。