2019年の Wikipedia(ウィキペディア)アクセス数ランキングがデータプラットフォームウェブサイト statista で公開された。

ウィキペディアは現在250万人の編集者が、約5,000万にも及ぶページを管理しているという。1位は映画 Avengers: Endgame(アベンジャーズ/エンドゲーム)で4,420万回閲覧されており、映画関係だと List of hightest-grossing films(世界歴代興行収入上位の映画)が6位、日本でも話題になった JOKER(ジョーカー)が7位に、Marvel Cinematic Universe films(マーベル・シネマティック・ユニバース)が8位にランキングされている。


・10位 Keanu Reeves(キアヌ・リーブス)

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2019年は『トイ・ストーリー4』『ジョン・ウィック:パラベラム』『レプリカズ』『ブルー・ダイヤモンド』など数多くの作品に出演、オンラインでは数年前からアイコンして扱われるようになり、2019年に Google で検索された俳優の4位になるなど絶大な人気誇っている。今年は彼の出世作となった1989年の SF コメディ映画『ビルとテッドの大冒険』の第3弾が約30年ぶりに公開されたり『マトリックス4』の制作も決定している。
ぼっち飯をしたり、一人で花壇に座ってアイスクリームを食べたりと、素朴な印象が強いところも人気の一つだろう。
 
 

・9位 Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)

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2019年はまさに飛躍の年で、リリースしたアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が爆発的な大ヒットを記録、シングル「bad guy」は2000年以降に生まれたアーティスト初全米シグルチャート1位を記録した。9月には来日も決定しており、今年も活躍から目が離せない。

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世界で最も注目を集めるポップ・アイコン Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)待望の来日公演が決定!​

 

・8位 List of Marvel Cinematic Universe films
   (マーベル・シネマティック・ユニバース)

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マーベル・スタジオが製作するシェアード・ユニバース作品をまとめたページで公開日などが詳細に記載されている。世界で最も興行的成功を納めている映画シリーズで、2019年の世界興行収入ランキングでは5位以内に「アベンジャーズ/エンドゲーム」「キャプテン・マーベル」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の3作品が入っている。
 

・7位 Joker(ジョーカー)

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Joaquin Phoenix(ホアキン・フェニックス)が主演の映画 Joker のページ。2019年世界興行収入ランキングでも7位に、ヴェネツィア国際映画祭では最優秀作品賞の金獅子賞を受賞した。

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映画「ジョーカー」とにかく陰惨過ぎるストーリーに影響され犯罪に走る人を懸念し、アメリカでは異例の犯罪注意警告多数

 

・6位 List of highest-grossing films(世界歴代興行収入上位の映画一覧)

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上位50位以内に2019年に公開された映画が6作品入っていることからこのページに訪れる人が増えたようだ。1位にアベンジャーズ/エンドゲーム、7位にライオンキング、23位にスパイダーマン・ファー・フロム・ホーム、24位にキャプテン・マーベル、33位にトイ・ストーリー4、34位にアラジンがランクインした。
 

・5位 Chernobyl disaster(チェルノブイリ原子力発電所事故)

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1986年にウクライナ・ソビエト社会主義共和国のチェルノブイリ原子力発電所で起きた、世界最悪の原子力事故に関するページ。2019年5月から6月まで放映された、チェルノブイリ原子力発電所事故のテレビドラマ「チェルノブイリ」の影響もありアクセスが増えたようだ。
 
 

・4位 Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー)

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昨年公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』の主人公で、ロックバンド Queen(クイーン)のボーカル Freddie Mercury のページが4位となった。2018年の授賞式では至る所で受賞され、新たなファン層を獲得しアクセス数が伸びたのではないか。Queen + Adam Lambert 今月来日予定で、1月25日・26日に さいたまスーパーアリーナ、28日に京セラドーム大阪、30日にナゴヤドームにて公演を行う。


 

・3位 Ted Bundy(テッド・バンディ)

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1974年から1978年の間にアメリカの7つの州で30人以上の女性を惨殺し、「シリアルキラー」の語源ともなった殺人犯 Ted Bundy のページが3位となった。2019年5月(日本公開2019年12月)にアメリカで映画『デッド・バンディ』が公開されたことでアクセス数が上昇。さらには、Netflix でも彼のドキュメンタリーが公開されるなど、彼に関連した映像作品が多く公開された年だった。
 
 

・2位 Death in 2019(訃報2019年)

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2019年の死亡者をまとめたページが2位となった。上記の Wikipedia リンクで閲覧可能。
 

・1位 Avengers: Endgame(アベンジャーズ/エンドゲーム)

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2019年の世界興行収入ランキングが1位、世界の歴代興行収入ランキングでも1位となった Avengers: Endgame がこのランキングでも1位を獲得した。興行収入ランキングではマーベル作品が複数ランクインしていたが、このランキングでも複数ランクインしており、いかにマーベル作品全般が高い人気を誇っているのかが分かる。