新型コロナウイルスがパンデミックに相当すると宣言されてから早3ヶ月。世界各国のフェスティバルやクラブはパンデミック前に戻る可能性がまだ見えない中、アーティストたちは様々な方法を駆使してファンに音楽を届けているが、試行錯誤して様々なことが試されている中、クリエイティブな発想がどんどん出てきている。

オランダ・アムステルダムから約120km離れた場所に位置するコンサート会場「Doornroosje」では、先日、ソーシャルディスタンスを完全に守ったイベントが開催された。オランダの新型コロナウイルスに関する法律では、1度に30名しか会場内に入れないという規則があるため、開催されたイベントには30名のみが参加した。

実際の写真が以下のもの。

ちなみにこちらが新型コロナウイルス前に行われた同イベントの会場の様子である。

参加者たちは、DJ のパフォーマンス中は必ず着席していなければならず、また、椅子と椅子の間は約1.5メートルの間隔が確保され、ソーシャルディスタンスを保った形でイベントが開催された。下が実際の動画である。
 
 

感じ方は人それぞれかとは思うが、やはり以前のクラブを想像しつつこの動画を見ると、かなり違和感を感じてしまうかもしれない。だが、それでもライブイベントを行うためには、どうにかして物理的に距離を置くしか手立てがないのが現状だ。

この日に DJ した Mauke Rodermond は、Instagram に当日の様子と共に下記のコメントを投稿している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Operating Modus(@maukerodermond)がシェアした投稿 -

「このイベントは、ダンスイベント中に着席しなければならないという義務がおかしなものであると強調されたものになったと思う。現在の、ロックダウンに掲げられているポリシーを守るとこうなる、といった現場目線からの声を届けられたんじゃないかな」


Doornroosje

Offical HP
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