Bebe Rexha は、2020年度のグラミー賞にノミネートされたアメリカ出身のシンガー。2018年にリリースした "I'm a Mess" で大ヒットを飛ばしセレブリティーの一員となった。EDM ファンであればご存知の方も多いかとは思うが Bebe Rexha は多数の EDM アーティストとコラボ曲を発表している。
2013年には Cash Cash の "Take Me Home"、2015年には David Guetta "Hey Moma"、The Chainsmorker の "Call You Mine" にフィーチャリングされ、2016年には、"In the Name of Love - Martin Garrix, Bebe Rexha"、2018年には "Say My Name - David Guetta, J Balvin, Bebe Rexha" としてコラボ曲をリリースしている。
Bebe Rexha によると、 "Baby, I'm Jealous - Bebe Rexha（ft. Doja Cat）"の歌詞は、彼女自身の体験に基づくものとなっているとのことだ。更に彼女は People 誌 に、過去の彼氏について、また自身の自信喪失をどう克服しているかについても語っているが、女性であれば非常に共感できるような内容となっているのでご紹介したい。男性にとっては、ぜひ気をつけてもらいたい話題だ。
▼ Bebe Rexha - Baby, I'm Jealous (ft. Doja Cat) [Official Music Video]
新曲 "Baby, I'm Jealous" について Bebe Rexha は下のように語っている。
この曲は、私自身の真実のストーリーなのよ、私がどういった経験をしてきたかを言うわ。歌詞は全て本当のことよ。
ある日、ちょっと Instagram を弄っていて、私にとって全然嬉しくないし、むしろ嫌なこと発見してしまった。その時、私には彼氏がいたんだけど、その彼にこう言ったの。「ちょっと聞いて。Instagram であなたが私以外の女の子の写真に「いいね」するのは、私に失礼だと思う。特に、その「いいね」した写真が上半身裸の女の写真なんて、あなたは私と付き合っているのよ？ そんなことするのおかしいと思う」ってね。
だけど……彼は、私が言っている意味を理解していないようだった。私は、すごく失礼だと思ったわ。
その後も彼氏は同じような容姿の女の写真を「いいね」し続けたわ。同じような髪型、同じように細くて、背が高くて、ちょっと悪女っぽくて、ブロンドヘアで、青い目をした女ばっかりを「いいね」している。そういった容姿は、私とは全く正反対。そこで気が付いたのよ、私は自分が好き、だけど自分自身を愛することにすごく努力している、ってね。そして「私って彼のタイプじゃないの？」「なんで私はこんな思いしなきゃいけないの？」と思った。
"Baby, I'm Jealous" がアルバムの先行シングルとなるわけだが、アルバムについて Bebe Rexha は下のように語っている。
▼ Bebe Rexha と彼氏 Justin Tranterアルバムは全体を通して、私自身が本当に自信がないことに基づいている。それが、私の精神面、自己愛……自分自身が、自分の人生を妨害しているのよ。私は誰かと恋愛するのに十分なのか？ って。だけど、現在の彼氏である Justin Tranter（ジャスティン・トランター）が、私の不安や自身のなさを取り除き、力を与えて助けてくれている。私がスタジオにいるときでも、安心できるように助けてくれるのよ。だからアルバムは私のリアルな人生や、今何と向き合っているとか、そういった内容になってる。そういったことを歌詞にして書くことは、私にとってすごく大切なことよ。それに、真実を書くことがとても好きなの。
Bebe Rexha が上で語っていることは、女性なら誰しも1度は感じたことがあるのではないだろうか。今や、世界的シンガーでセレブリティー、更には完璧な容姿を持つ Bebe Rexha でも、自信を失ったり不安を感じたりと、普通の女性と同じようなことで悩んだりしているという事実に、親近感を感じられることだろう。
そんな Bebe Rexha のフルアルバム、リリースを心待ちにしたい。
