新型コロナウイルスのによるパンデミックが猛威を振るい、前例のないイベントのキャンセルや様々な業界における従業員の解雇や倒産が続く中、Las Vegasにある「Marquee Las Vegas(マーキー・ラスベガス)」を始めとするプールクラブが、2021年3月からの営業再開を発表した。


これは、Las Vegas のあるネバダ州全体の新型コロナウイルスに対する制限を緩和する新たな勅令が2月14日にネバダ州知事の Steve Sisolak によって署名・実行されたことによるものとなる。
この勅令は、100人、または会場の定員の35%のいずれか少ない方を許可するという集会の制限を緩和するものである。


これまでに Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)、Tiësto(ティエスト)、deadmau5(デッドマウス)等のスーパースター DJ をフィーチャーした「MGM Grand pool party」の開催地である会場「Wet Republic(ウェット・リパブリック)」は3月5日(金)から、木曜〜日曜のみ営業再開となり、更に「Hakkasan Group(ハッカサン・グループ)」の会場も、QRコードを自分のスマートフォンでスキャンしてオーダーするタッチレスメニューシステムを採用して再開するとのことだ。


Zedd(ゼッド)、Axwell(アックスウェル)、Duke Dumont(デューク・デュモン)といったアーティストをホストしてきた、Mandalay Bay の 「Daylight Beach Club(デイライト・ビーチ・クラブ)」は、3月5日からプールシーズンを開始し、金曜〜日曜まで、10月上旬まで営業するとのことだ。Electronic Vegas によると、それに際し、ゲストは daybed・または cabana のテーブルを予約する必要があり、ソーシャルディスタンスを保つため、各テーブルのゲストの数に厳しい制限が課されるとのことで、一般入場券は販売されず、ゲストリストも用いられないとのことだ。


アメリカでは現在新型コロナウイルスワクチンの予防接種が進んでいるため、それも踏まえての規制緩和と見られているが、一方で予防接種をしても感染の可能性が下がるわけではなく、感染した際に悪化しないというだけなので、ワクチンを摂取していない人への感染も抑えらえるというわけではないため、その点においてはまだまだ不安が残る状況ではあるものの、まだまだ寒い日が続く日本から見ると、プールクラブ再開のニュースは羨ましい限りだ……。