中東の地中海に面するイスラエルは、パンデミックによる長い規制を経て、3月21日(日)からナイトライフとエンターテイメントが完全復帰するとのことだ。

イスラエルの保険大臣 Yuli Edelstein(ユリ・エデルスタイン)は「久しぶりに感染率が0.8を下回り、患者数も激減しています。これはワクチン接種を受けた500万人のイスラエル人のおかげです」と述べた。


Yuli Edelstein は、クラブ・バー協会の代表者と現状について現地時間3月14日に会談を行い、ユダヤ教の宗教的記念日のイスラエルの過越である3月27日〜4月3日まで、バーやナイトクラブを閉鎖する必要はないと宣言。再開の詳細は今週中に両当事者間の合意により決定され、3月21日(日)からナイトクラブとバーは完全に再オープンする予定とのことだ。

▼ イスラエル・ナイトクラブ「Kuli Alma​」

このように再オープンに踏み切る理由としては、世界でも報道されてるように、イスラエルはワクチン接種の先陣を切っており、イスラエルの人口半数以上である500万人以上が既にワクチン接種を済ませていることに起因している。
イスラエルは他の規制でも上手くコントロールしつつ、ワクチン接種の計画を成功させたといっても過言ではないだろう。

更にイスラエルはワクチン接種済みと証明する「ワクチン・パスポート」についても先駆者であり、ワクチン・パスポートの存在が、ビジネス、スポーツ、そして現在ではナイトライフを再開することを可能にしている。

この報道は、職場やエンターテイメントライフ等を以前の状態に安全に戻すためには、ワクチン接種とワクチン・パスポートがどれだけ重要となるかを明らかにした結果となった。


9月にはイスラエル・トゥルムにて音楽フェスティバル「Day Zero Masada: Dwellers Of The Dead Sea」の開催が決定している。

▼ 2020年1月に開催された「Day Zero Masada: Dwellers Of The Dead Sea​」

日本もワクチン接種は始まってはいるものの、いつ日本の人口の半数以上がワクチンを接種できるのか、まだ計画は不透明だ。
人口の半数以上ワクチン接種を完了しないとフェスティバルが再開できないとすれば、日本でフェスティバルが再び開催できるようになる日はいつになるのだろうか……。
引き続き、他国の動向も注視していこう。