約1ヶ月後の7月23日に開幕予定となっている東京オリンピック。JapanToday によると、東京オリンピックの主催者は、44ヘクタール(東京ドーム約9.4個分)の広さを誇る『選手村』をメディアに公開したとのことだ。

それによると、選手が宿泊する部屋や、材木に囲まれたショッピングエリアなどが公開されている。この『選手村』には、アスリートや関係者、約18,000人が滞在予定となっている。

▼ 写真:AP/Eugene Hoshiko​

東京・晴海に作られた『選手村』から、選手たちはシャトルバスに乗車して出入りを行うそうだ。
また選手には「毎日新型コロナウイルスのテストを行う」「オリンピック規定により競技中の歌唱・唱歌は禁止」「屋外・就寝中・食事中以外はマスク着用」等の規定が義務付けられているとのことだ。

▼ 写真:AP/Eugene Hoshiko

この選手村内には、ATM、ドライクリーニング、郵便局、花屋、銀行、宅配カウンターが設けられているという。この選手村の建設、近隣の道路工事、インフラなどを含め、東京都は約540億円を費やしたと報道されている。

■ 『選手村』内でのアルコール提供は? コンドームの配布は……??

更に、選手村へのアルコール飲料の持ち込みは可能であるとのことだが、飲酒は各選手の部屋内のみとなっているそうだ。

また、1988年のソウルオリンピック以降、エイズとして知られる「後天性免疫不全症候群」への関心を高めるため、また安全な性交渉を推奨するため、選手に対してコンドームが配られていたそうだが、東京オリンピックでは選手の滞在中には配布されないことが決定したそうだ。

代わりに、選手が『選手村』を出発し自国へ帰る際にコンドームが配布される計画もあるとのことだ。これは「選手たちがオリンピック期間中に配布されたコンドームを使用するのでなく、選手が自国へコンドームを持ち帰り『後天性免疫不全症候群』への関心を高めるためである」とのことだ。

▼ 写真:AFP/File​

コンドームが実際に選手に配布されるのか否かは現時点ではまだ定かではないが、日本のコンドーム・メーカーにとって、東京オリンピックは世界に向けての絶好の宣伝機会になるはずであったことは間違いないだろう。
新型コロナウイルスがもたらした影響は計り知れない……。

関連記事>> 新型コロナウィルスによりコンドームの需要が急上昇!? その一方、ロックダウンによる工場の業務縮小で世界的コンドーム不足の危機到来…!!