シブヤ経済新聞によると、東京都は1月19日、渋谷・道玄坂2丁目地区で進む再開発について、再開発組合「道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合」の設立を認可したそうだ。

この地区には、iFLYER ユーザーはもちろん多くのミュージックファンに親しまれている大人気クラブ「SOUND MUSEUM VISION」などが入る「新大宗ビル1号館」が含まれている。

更には、再開発組合の参加組合員としてプロジェクトに参画する三菱地所が発表した「計画地」の図を見ると、テクノファンであれば1度は訪れたことがあるであろう地下に構える大人気クラブ「CONTACT」が入る「新大宗ビル」も含まれていることが確認できる。

▼ 「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合設立のお知らせ ~渋谷駅周辺の大規模再開発に初参画~ より


▼ Google Map より

三菱地所は、渋谷・道玄坂2丁目地区にて築年数が経過した老朽化建物の機能更新や、まちと駅の回遊性向上、道玄坂や駅 西側エリアの賑わい創出、災害時の安全確保などが課題となっておりますが、本プロジェクトを通じて、 地域の活性化や都市機能の向上、防災機能の強化、道玄坂一丁目と二丁目のネットワークの強化、広場 及び緑道整備等を図っていく」としている。

■ 再開発プロジェクトについて

道玄坂一・二丁目をつなぐ南北のネットワークを形成し、その結節点に来街者の交 流・憩い空間として約 850 m²の広場や約 50m に亘り樹木に囲まれた緑道を設ける計画としています。

また、商業店舗・ホテルや広場といった人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる 情報を発信することで、渋谷駅周辺から道玄坂に人々を誘引し、渋谷エリア全体の回遊性の向上並びに 活性化に寄与することを目指します。

オフィス棟は、京王井の頭線「渋谷」駅直結の高いアクセス性と各フロア 1,500 m²超の貸付面積を有す る高機能オフィスビルを計画しています。また、防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在 施設の整備を予定しています。」

「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合設立のお知らせ ~渋谷駅周辺の大規模再開発に初参画~  より

▼ 「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合設立のお知らせ ~渋谷駅周辺の大規模再開発に初参画~​ より

解体工事着手(予定):2022年、新築工事着手(予定):2023年、建築工事完了(予定):2026年と発表されている。VISION そして CONTACT は再開発によって何かしらの影響を受けると思われるが、数多くの音楽ファンそして DJ に愛される両クラブが一体どうなるのだろうか……公式の発表を待とう。