スタート時の、指を使わずにトランペットを口で支えたて弾きながらウッドベースを弾きながらスタートするところでもう既に脱帽モノだが、それだけでは終わらない。スウェーデンのジャズミュージシャン Gunhild Carling(ガンヒルド・カーリング)による ​Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムズ)の名曲「Happy」のカバーが凄過ぎるとネット上で話題となっている。

同カバーは2017年に YouTube にアップされたものだが、2022年の現時点で再生回数は3,293,506 回。世界中から注目を集める凄腕のジャズ・ミュージシャンだ。
 
同カバーは、タイトルに「on 10 Different Musical Instruments Cover」とある通り、トランペット、トロンボーン、リコーダー、​バグパイプ、ピアノ、フルート、ハーモニカ、歌、ウッドベース、タップダンス、そして最後にシンバル……と、10の違った楽器や音を一人で奏でて「Happy」をカバーしているのだ!

​スタート時の、指を使わずにトランペットを口で支えたて弾きながらウッドベースを弾きながらスタートするところでもう既に脱帽モノだが、それだけでは終わらない。バグパイプ、トランペット3本同時弾き……と、サーカス顔負けのアクロバティック演奏もさることながら、演奏全てが激ウマ!
 

なお、このYouTubeアカウント なお、この最高にグルーヴィーでセンス抜群なジャズアレンジは、この YouTube アカウント「Postmodern Jukebox」を主宰するピアニスト/アレンジャーの Scott Bradlee(スコット・ブラッドリー)によるもの。他にもポップ、ロック等の名曲のジャズアレンジが満載なので、要チェックだ。

そして、この超絶技巧の Gunhild Carling の家族は、一家揃ってミュージシャン!「Carling Family(カーリング・ファミリー)」として活躍している。
 
 

彼女の YouTube チャンネルの他の動画を見ると、Gunhild Carling は「Happy」で披露していた楽器以外にも、ハープやウクレレ等も弾いており、一体いくつの楽器が弾けるのか……。

ちなみに、特筆すべきはバグパイプ演奏。そもそも、普通に弾こうとするだけでもかなりの肺活量を必要とするバグパイプを、こんなに激しくノリノリで……袋が破けそうな勢いで弾いているが……。
 

あれ、我々の知ってるバグパイプってこういう感じじゃなかっただろうか……↓
 

バグパイプはもちろん、トランペット等の金管楽器を吹き鳴らした直後に、何事もなかったかのように息切れすることもなく素晴らしく伸びやかな美声で歌い出すところを見ても、彼女の肺活量が尋常でないことがお分かりいただけるだろう。

一体どれだけ練習したらこれほど素晴らしい演奏技術とパフォーマンスが身につくのか、全く検討もつかないが、とんでもない努力とトレーニングの上に完成された芸術であることは間違いない。
 
ファミリーと共に各地で公演を行っているようなので、ぜひ日本での公演にも期待したいところだ。
 

Gunhild Carling

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