アメリカ出身の DJ / プロデューサー ​Getter（ゲッター）は、2010年頃に頭角を現し、Skrillex（スクリレックス）のレーベルである OWSLA などから楽曲をリリースしベースミュージック業界では知られる存在であったが、2023年5月に Instagram を投稿して以来沈黙が続いていた。Getter は、ラッパー名義である Terror Reid（テラー・リード）としてインタビューを受けた際に「Getter としてのプロジェクトは終了した」とコメントしたと exronmusic が報じている。



Getter は、2018年にデビューアルバムとなる『Visceral』をリリース。Run The Trap のインタビューにて Getter はこのアルバムがダンスミュージックから離れる理由となったと語っている。アルバム『Visceral』は、Getter として知られているサウンドではなく、もっと内相的な Getter の芸術的な部分を現したアルバムとなっていたが、Getter の特徴的なサウンドとして知られるヘヴィーなベースミュージックでなかった事から一部ファンから批判を受ける結果となってしまった。また、2019年4月には、Getter の音楽性の変化からパフォーミングを行った会場にてファンからブーイングを受けるにまで至った。そして、Getter は、『Visceral』のアルバムツアーが最後のツアーになると発表していたものの、結果的に、Getter は『Visceral』のアルバムツアーをキャンセルするに至った。

そして2022年の This Song Is Sick とのインタビューにて Getter は「精神的に消耗させられるなら、音楽を発表するに意味がない。もう僕は有名であるとか大きくなるとかどうでもいいんだ。」とコメントしている。
 
そして、Terror Reid としてインタビューを受けた際に「Getter としてのプロジェクトは終了した」とコメントしたとの事だ。現在は、Terror Reid として精力的に活動し多くの楽曲をリリースしている。また2024年9月にはアルバム『MANIFESTO』をリリースしている。更に世界最大のヒップホップフェスティバル Rolling Loud（ローリング・ラウド）などに出演しており、Terror Reid としても大きな成功を収めている。