03.29 (Fri)
来生 たかお(きすぎ たかお、(省略) – )は日本のシンガーソングライター・作曲家である。本名は来生孝夫(読みは同じ)。人物※原則的に、来生たかおは“来生”に省略、来生えつこは“来生えつこ”と表記。アーチスト面控えめ且つノスタルジックで心温まる楽曲で知られる、屈指のメロディーメーカー。その多くはマイナー調であり、淡々としていながら叙情漂うそのメロディーと、ほとんどビブラートの掛からない囁くような歌唱は、“来生節”と称される。また、歌手活動と同時に、姉・来生えつことのコンビを主軸に作曲家としても活動しており、「セーラー服と機関銃」(歌唱:薬師丸ひろ子)、「スローモーション」「セカンド・ラブ」(歌唱:共に中森明菜)、「シルエット・ロマンス」(歌唱:大橋純子)、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」(歌唱:しばたはつみ)など、日本ポピュラー音楽史上に残るスタンダードナンバーを送り出している。自身の音楽の基本はノスタルジーであり、熱愛の頃をふと思い出すようなものを作って来たと述べ、また、自分は歌手より作曲家に向いていると語る一方で、自作品の細かなニュアンスを一番知っている自分自身でも歌いたいとも語っている。デビューアルバムから最新作に至るまで、その作風は一貫しており、自らマンネリズムとも称しているが、それは、時流に流されずマイペースに長らく音楽活動を続ける数少ないアーチストである事の証左とも言える。2002年には、“自分はまだ良い曲が作れていると思っている。そう感じられなくなったら辞める”と前置きをし、“今、同世代のアーティストが作っている曲は駄目。なんでこんな退屈な曲を作って歌っているのかと思ってしまう。昔の曲の方が断然良い”と明言している。一方で、自身より年長の岡林信康がパワフルに歌っているのをテレビで観た折りは、刺激を受けたと吐露している。一般的な肩書はシンガーソングライターだが、担当しているのは歌唱と作曲であり(自作曲のいくつかは編曲も担当)、そういう意味では“歌手兼作曲家”と表するのが正確である。また、実の姉弟によるソングライティングチームはあまり類例がなく、特にデビュー当初は夫婦に間違えられる事が多かった。なお、デビュー以来レコードジャケット(アルバムでは主に帯)に記されていたアーチスト名のルビ“きすぎ”は、「夢の途中」(シング
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