ハーミチュードは2001年にオーストラリア、シドニー近郊のブルーマウンテン出身Luke Dubs(Luke Dubber)とElgusto(Angus Stuart)により結成された。彼らは1994年(Dubsは16歳、Elgustoは11歳)よりジャズとファンクのバンドで共に活動する傍らライブヒップホップグループのExplanetary(フィーチャリングUrthboy)として活動していた。彼ら二人は音楽家に囲まれて生まれ育ち、Dubsの父親Keith Dubberは40年間数々のメジャーミュージカルでトランペッターとして活躍しており、Elgustoの父親のJohn Stuartは作曲家であり演奏家であると共にサウンドエンジニアでもある。ついでながらElgustoの叔父Hamish Stuartはオーストラリアでドラマーの代名詞と言っても過言でないくらいのプロのドラマーでThe CatholicsやJackie Orszaczkyなど多くのアーティストと活動している。話は戻るがExplanetaryは劇的なデビューEPをシドニーのレーベルElefant Traks からリリースし、Hermitudeがその後、初めてのEP:the vinyl-only Imaginary Friends(2002年3D Worldでは5☆を獲得)を同レーベルからリリースしたのはごく自然な事だったと言えよう。レコード限定でリリースされたEP:the vinyl-only Imaginary Friendsは瞬く間にソールドアウトした。Hermitudeは2003年にAlleys to Valleysをリリースし非常に高い評価を受けた。著名なラジオDJ Tim Ritchieは「こんなにすばらしいヒップホップ/ブレイクスを聞いたことが無い」と高く評価しておりUrban Hitsは「ワールドクラスのヒップホッププロダクション」と絶賛した。全国ツアーを終えたHermitudeはその後、全国放送のラジオステーションtriple j で度々オンエアされ多くのファンを獲得している。全豪ツアー後、各国の多様なミュージシャン(Dizzee Rascal, RJD2,DJ Krushなど)との交流を経て音楽面で色々な影響を受け成長し2005年にセカンドアルバムTales of Driftをリリースした。キューバのリズム(Elgustoは10代の頃キューバに留学しパーカッションを学んだ)に加えジャズとクラシックのバックグラウンドを持つ彼らが造るトラックは新鮮でエレガントで美しい。彼らのファーストシングル’Fallen Giants’はtriple jで旋風を巻き起こし何ヶ月にも渡りでオンエアされ続けた。キャンベラタイムスは次のように述べている。
「このアルバムは聞くものに満足感、躍動感、そして何...
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